4.小雨の新潟地区と女児死体遺棄事件の現場
上越妙高での乗り換え時間は14分で外は雨のため、
新幹線改札口を出てそのままえちごトキめき鉄道の改札口を入場する。
雨は思ったより強く風も強くてホームの中程まで吹き込んでいた。
妙高はねうまラインの下りで16分乗車で直江津まで行く。
この区間は1ヶ月前の北陸第三セクターの旅でも新井まで往復しているので、
車窓も見慣れたものとなっていたが、雨は相変わらずだった。
直江津での乗り換え時間は19分で、ここで始発の信越本線下りに乗り換える。
しかし駅に到着して3番線に「越乃shu*kura」が停車しているのを見てこれを車両取材する。
1ヶ月前の同じ場所に停まっていて2番線側から取材済みだが、
同じホームからの画像がほしくて乗り換え前に取材する。
2番線の信越本線には2両編成の中心部分に行列が出来ていて、
ほかの部分は特に人がいないという異様な待ち方だった。
しかし車両が来てその意味が分かった。
信越本線に充当されているE129系2両編成は、
運転席側の前方半分はロングシートであるのに対し、
後方半分はボックスシートになっていて、行列はボックスシート狙いだったようだ。
逆にロングシート側はあっさりと座ることが出来た。
直江津から長岡まで約1時間の運行だが、ほぼ中間の柏崎で下車する。
ここから信越本線から分岐する越後線に乗り換える。
ここからが越後線の乗り潰しが始まるわけだが、乗り換え時間は42分ある。
柏崎から吉田までは115系が充当されていた。
まずは車内に荷物を置き、一眼レフとタオルを持って改札を出る。
ここでもまだ小雨が降っていたが、
カメラにタオルを掛けて雨避けして駅取材を強行する。
それでも時間が余ってしまったため、
自動販売機で缶のコーンポタージュを買い、車内でまったりする。
最近の新型車両は体にフィットした椅子が用意されているが、
115系は完全は直角の椅子で、
かつて内房線で通勤していた時に乗っていた113系を思い起こさせる。
1時間6分で吉田に到着し、ここで再びE129系A編成に乗り換える。
19分の乗り換え時間で駅取材をして57分で新潟を目指す。
途中の小堀駅から青山駅の区間は、約2週間前の5月7日夜、
絞殺された女児の遺体が電車に跳ねられるという事件があり、
多くのワイドショーが中継をやっていたが、
テレビで散々見ていた光景が車窓からも確認できた。
容疑者が逮捕されたために今はテレビの中継などもなく、
車窓からは事件を感じられる気配はなくなっていた。