8.生まれ変わった高畠駅と突然の「それいゆ」
山形駅に行くと既に08:15始発の719系5000番台が停まっていた。
山形から福島までは山形新幹線も乗り入れているため、
線路幅が1,435mmになっていて、普通列車も専用の車両が用意されている。
これに乗って39分で高畠に向かう。
車窓からはまだ雪の残る山脈が見えている。
高畠は奥羽本線の中で山形線の愛称が付けられている区間の中で、
山形新幹線の停車駅にもなっている。
福島から新庄までの11の駅の中で唯一未訪問だったのが高畠である。
ここはもともと2016年11月19日土曜日に取材を予定していたが、
下車する時に車窓から駅舎の足場や養生を目撃し、急遽中止した経緯がある。
今回はそのリベンジの意味合いもあって予定したのだ。
思った通り駅舎は新しくなっていて、太陽館という温泉施設を兼ねていた。
ここでの乗り換え時間は1時間14分でその間に十分に駅舎を取材し、
10:12高畠発の山形線で9分乗車で米沢まで行く。
高畠も山形新幹線停車駅だったが、それほど大きな駅でもなく、
ダイヤによっては通過する列車もあり、
山形新幹線「つばさ136号」も高畠は通過してしまうため、
停車駅の米沢まで行ってこれに乗り込む予定にしていたのだ。
米沢は米坂線が分岐しており、そのための気動車が留置されている。
これを取材していると2番線下りホームに「とれいゆつばさ」が入線してきた。
これは秋田新幹線で使用されていたE3系0番台のR18編成を改造し、
普通座席のほかにお座敷指定席、更には足湯やラウンジも用意されている。
新幹線では初めての観光特化の車両である。
ほぼ同時に「つばさ136号」も1番線に入線してきて、これに乗り込む。
山形新幹線は山形線を福島まで行き直前で在来線と分かれ、
子東北新幹線の高架線路に合流して福島の新幹線ホームに入線する。
ここで東北新幹線と連結し、東京を目指す。
福島の次の停車駅の郡山でここで下車する。
昼食後に水郡線の乗り潰しに挑戦するのだ。