5.前倒しの愛知環状鉄道の完乗と計画変更
愛知環状鉄道は東海道本線岡崎から中央本線高蔵寺を結ぶ第三セクターである。
もともとは岡崎から多治見までを結ぶ路線として計画され、
岡崎から新豊田までは敷設され、1976年4月26日からは旅客営業されていたが、
1986年5月27日に第3次特定地方交通線として廃止が承認され、
同年8月11日に第三セクターに転換去ることが決定、9月19日に設立された。
未成線の瀬戸線として建設されていた瀬戸市から高蔵寺まで、
及びこの二つの路線を繋げて岡崎から高蔵寺までの区間を建設、
1988年1月31日に全区間が愛知環状鉄道に転換された。
三河安城で予定より1本速い09:15に乗り込み、岡崎まで行く。
当然岡崎での乗り換え時間も36分の予定が48分に増えた。
この時間を使って岡崎駅の駅舎取材を敢行する。
早めに開始したため東口、西口と十分に取材し、駅に戻る。
予定では10:14の愛知環状鉄道で高蔵寺まで行くことになっていたが、
1本前の09:55に間に合ったためにこれに乗ることにした。
予定通りだと11:29に高蔵寺に着くことになっていたが、
約20分前倒しの計画だと11:00a.m.過ぎに到着する筈だ。
それても昼食に予定していた洋食店は11:00a.m.開店のため問題はない。
愛知環状鉄道は青空フリーパスの範囲外のために切符を購入する。
JRの券売機の端に愛知環状鉄道の券売機がありそこで切符を購入する。
岡崎駅は橋上駅舎化されていて、単式1面1線と島式2面4線のホーム構造になっており、
単式ホームが0番線に付番され愛知環状鉄道専用のホームがある。
ここには中間改札もあったが切符の提示を求められることはなかった。
JRから直接乗り換えるための有人改札なのだろう。
ホームで待っていると愛知環状鉄道2000系が入線してくる。
愛知環状鉄道2000系はJR東海313系をベースに設計されている。
既存の車両と基本設計を同一にしているために部品コストなどが抑えられる。
しかし前面窓や作業員用の足掛けなど違いもある。
09:55に岡崎を発車した2000系は1時間18分で高蔵寺に到着する。
ここでは青空フリーパスで改札を出てしまったため、愛知環状鉄道の切符は手元に残った。
高蔵寺到着は11:13で予定していた「Kitchen Ichimatsu」に行き、
国産デミグラスソースのハンバーグランチ1,100円を喰う。
サラダとコーンポタージュスープが選べるようになっていてスープをチョイスする。
このあとの予定では12:18高蔵寺発の中央本線で恵那に行くことになっていたが、
前倒しで予定をこなしていたため、このあと予定を変更して大曽根まで戻れないか、
スマホで時刻表を検索して料理が提供される間に計算してみる。