4.非電化の大糸線風景と“4社共同開業3周年謝恩フリーきっぷ”
駅弁を食べ終わると眠気が増して松本に到着するまで爆睡した。
10:23に到着した特急「あずさ3号」は4分停車時間で附属編成を切り離し、
基本編成9両で松本駅を出発、大糸線に入っていった。
ここからJR西日本との境界駅である南小谷まで行く。
松本まではかなり混んでいたが、
ここを出る時には車内は半分くらいの乗車率になっていた。
ここからは登山客が駅に着く旅に降りていき、
白馬でグリーン車に残っていた乗客が全て降りた。
ここから清掃員が乗り込んできて走行中に車内清掃を行っている。
車内アナウンスでも「折り返し運転のためにご理解下さい。」と云っていた。
南小谷に着く前に車掌が車内をまわってきて、
「南小谷の改札口と乗り換えは前方の方です。」とアナウンスしていた。
特急「あずさ3号」は11:42に南小谷に到着する。
大糸線は松本から南小谷まではJR東日本管区で電化路線だが、
南小谷から糸魚川まではJR西日本管区の非電化路線である。
ここからはJR西日本の軽快気動車であるキハ120形2両編成が充当されていた。
南小谷駅は単式1面1線と島式1面2線の地上ホームを有する駅で、
特急「あずさ3号」は単式ホームで駅舎と隣接するの1番線に到着する。
JR西日本のキハ120形は既に2番線に到着しており、
跨線橋を渡って乗り換えるのだが、グリーン車から跨線橋は一番遠く、
車掌がわざわざ云いにきた意味が駅に到着して漸く分かった。
18分の乗り換え時間でキハ120形は糸魚川に向かって走り出した。
南小谷からはずっと姫川に並行するように走り、景色も良い。
57分の乗車時間で糸魚川に到着し、改札を出る。
まずえちごトキめき鉄道の窓口で、
“4社共同開業3周年謝恩フリーきっぷ”4,000円を購入する。
これは北陸新幹線金沢延伸で分離した並行在来線を引き継ぎ、
長野から金沢までの第三セクター鉄道が開業4周年になるのを記念して、
期間限定枚数限定で発売された切符で、長野から金沢まで、
2日間乗り放題で価格は4,000円となる。
長野新幹線開業時に誕生し、金沢延伸した時に北しなの線を開業させたしなの鉄道と、
新潟県内の信越本線と北陸本線を引き継いだえちごトキめき鉄道、
富山県の北陸本線を引き継いだあいの風とやま鉄道、
石川県の北陸本線を引き継いだIRいしかわ鉄道の4社が共同で発売した。
それぞれの会社で枚数限定で発売し、オリジナルの台紙が付く。
糸魚川はえちごトキめき鉄道の管区なので
裏面にはえちごトキめき鉄道の管区である妙高高原から市振の路線図が付く。
4つの会社の路線図は繋がるようにデザインされており、
4社分集めると全区間の路線図が完成するようになっている。
切符を購入してから日本海口(北口)にあるヒスイ王国館に行き、
この中にあるコインロッカーに旅行用のバッグを入れ、
カメラバッグだけを持って事前に調べた「月徳飯店」に行き、
昼食として糸魚川ブラック焼きそば800円をを喰う。
日本海口(北口)を取材してから“4社共同開業3周年謝恩フリーきっぷ”で入場する。