rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

雨の降る日のねこは

2012-02-07 22:51:36 | ねこ
昨日からの雨が、引き続き降っている。
強い寒気が緩み、南がかる湿った空気が充満する雨。
乾ききった土に、じわりと滲み込んでいく。
朝方、ねこの姿は見えなかった。
自慢の毛皮を濡らさないよう用心して、どこかでのんびりしているのか。
昼過ぎに、空になった米びつを満たそうと、倉庫に行った。
米袋を持ち上げ、米を米びつにあける。
ふと横を見ると、ねこが居るではないか。
スチール机の上に置かれた段ボール箱に、義母の上着が乗せてある。
なんとそこに、ねこはどかりと寝ているのだ。
いつものように、快適な場所を探していたら、見つけたのだな。
すぐ脇で、ざあっと米を流し込んでいるワタシに、ぼんやりと眠そうな目を向けるねこ。
その目の焦点は、寝ぼけている為に合っていないようだ。
米を入れ終わったワタシを、ねこは追いかけてこなかった。
まだ眠りの途中だから。
3時過ぎ、庭を歩くワタシを認めて、ねこは近寄ってきた。
マッサージなのか。
10分ほど、ねこに話しかけながらマッサージをする。
目を細め、マッサージして欲しいところに誘導するように、ねこは体の向きを変える。
ときどき、私の手を舐めながら。
どうやら、ねこの愛情ポケットは、満たされたようだ。
立ち上がり、玄関に向かう私の後姿を、ねこはじっと見送っていた。
明日は、晴れるという。
ねこは、いつものように芝の上で眠りを貪るのだろうな。