rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

鳥のから揚げ

2012-02-22 23:12:57 | 食べ物たち
今回も、食べてしまったから画像無し。
もっとも、見た目はどこにでもあるような、から揚げだのも。
鳥のから揚げは、たぶん老若男女、国を問わず、食べて美味しいと感じるのではないか?
味のつけ方は、いろいろあれども。

この作り方も、自分の定番として形が出来上がったのは、最近。
実母が作る竜田揚げの漬け汁をベースに、自分の好みにアレンジした。
ごま油の風味がついている中華風。

鳥のから揚げ 4人分(たぶん)
【材料】
☆漬け汁 ・ショウガ    一欠け すりおろして汁を絞る
       ・ニンニク    一欠け すりおろす
       ・長ネギ     1/2本 みじん切り
       ・醤油      50cc~80cc (大雑把なもので)
       ・酒        大さじ2杯
       ・塩        小さじ1/2
       ・コショウ     好みで適量
       ・ごま油     大さじ2杯  
☆鶏の胸肉      1kg   一口大に切る、または”から揚げ用”に切って売っているもの
  片栗粉           必要なだけ
  揚げ油

【作り方】
・漬け汁の材料を合わせて作り、肉を入れ、よく揉み込む。
・冷蔵庫で、2時間寝かせる。
・肉の漬け汁を切り、肉に片栗粉をまぶし、余分な粉を落とす。
・おそらく150度くらいの熱すぎない揚げ油の温度で中まで火が通るように、時折ひっくり返しながら4~5分程度揚げる。

出来立てのから揚げは、カリッサクッと豪快な音を立て、ジューシーな肉汁が口の中に広がる。
無口ではあるが、賑やかな食卓。
子供たちも家人も、山と揚げられたから揚げに大満足。
大量のから揚げ、さすがに食べきれるわけはなく、あとはスナックとして一つまた一つ、皿から姿を消していく。
から揚げを作ったのは、実は昨日のこと。
朝、食べて出かけた子どもたち、帰ってきてからもから揚げの事を聞く。
もちろん、残っているはずもなく。

から揚げは、おかずにもなるしスナックにもなる、みんなの大好物。
だから、またつくろうね。

さっぱりと布団を干すとは裏腹に・・・

2012-02-22 00:30:17 | 随想たち
昨日に引き続き、暖かく穏やかな晴天。
遅めの花粉飛散が、本格的になる前に、2日続けて布団を干した。
空気が乾燥しているから、いっそうよく布団は干せる。
窓を開け放ち、掃除をし、部屋の空気に澱みはない。
5時間ばかり干して、布団を取り込むと、かなり軽くなって嵩が増したように感じる。
目に見えて体感できる満足感。
眠るとき、ふんわりさらっと暖かい布団に、さらに充実を覚える。
その印象が、布団を干そうとする行動を後押しするのだ。
たかが布団干しといえども、干すまでにはベランダの掃除というちょっとしたハードルがある。
風で飛んできた葉や埃を箒で掃き、手すりと床を雑巾掛けするのだ。
悪天候が続いたりすると、簡単な掃除とはいかない。
しかし、その面倒くささを乗り越えないと、布団を干すことは適わない。

何をするにしても、行き着く先に良い結果が思い描けなければ、また、一度なりとも満足感を味わわなければ、人のやる気はでるのだろうか。
小さくても成功体験があれば、更なる快感を得たくて努力するだろう。
その繰り返しをして得た経験値が、他の要素にも当てはめて、意識と行動範囲を広げていく。
なすこと全てがある一定の成果を挙げられるはずがなくても、人の中に幸せの小さな島は点々と浮かぶだろう。
この島を心に持てるかどうかで、人の未来が決まるのではないかと考える。
幸せの小さな島、自分で見つけられたなら一番良いが、もちろん人に気付かせてもらう場合もある。
なにかの不運が重なって、見つけられないこともあるだろう。
幸せの小さな島が浮かばない心の大海原には、不安な波のうねりと焦燥感の嵐が吹き荒れ、絶望の雲が空を蔽い、孤独の雨を降らせる。
時には、希望の光が射したり、救いの音が聞こえてくることもあるに違いない。
それに気が付けるきっかけをつかめるものは、幸いだ。
孤独の雨が海を満たし、雲と海がくっついてしまった者は、心の深海に沈んでいき、何者も分け入ることはできないだろう。

他からは窺い知ることのできない、心の海を抱えている人間。
その深さを自ら知ることもまた不可能。
なればこそ、お互いを思いやり、励ましあい、個の特異性を尊重し、ともに生きていこう。
人それぞれ違う、幸せの小さな島が、一つでも心の海に浮かべるように。

だがもし、幸せの小さな島が持てなく、心の深海に沈んでしまったものたちは、どうしたらよいのだろう。
それは、想像するにしても辛すぎる。

ただ、干した布団に感動を毎回してしまう自分は、微小なりとも幸せの小さな島が、たくさん浮かんでいる幸せ者だとあらためて思い知り、その幸運に感謝している。