rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ねこものびのび春うらら、ねこと私の心理戦

2013-03-19 16:31:31 | ねこ

月桂樹のある芝の上にて 19/3/2013


アタシはここにいるよ 19/3/2013

昨日の嵐のしめは、暴風雨だった。
雨は、埃とともに花粉を洗い流し、土に混ぜ込んでくれる。
おかげで、杉の花芽が濡れているうちは、花粉の飛散も抑えられている。
嵐で落ちた木の葉や吹き溜まっている土埃を掃除するのに、アレルギー症状に悩まされないでできた。
日差しを浴びながら体を動かしていると汗ばむ陽気でも、まだ春のうちなので不快さはない。
一休みしてから、庭に咲く辛夷や梅の花を写真に撮ろうと、ゴーグルとマスクの装備を整え外に出る。
用事でもないのに、ふらふらと花を眺めに外に出るのは一か月ぶりか。
家人と辛夷を眺め話をする。
中くらいの人の誕生記念に植えた辛夷は、もう7メートルくらいの高さにまで大きくなった。
「あと20年もしたなら、どれほどの大きさになるのだろう、100年先は・・・」などと話をしていると、「プシュッ」と後ろで音がする。
ねこが、話し声を聞きつけてやってきたのだ。
それでもまだ家人との話を続けていると、ねこはなんだかんだとアピールを仕掛けてくる。
その様子を見て、久しぶりのねこの写真を撮ろうと思い立つ。
ねこは、かまってくれそうと見るや芝の上にごろりの横たわり、さらにこっちの気を引こうと、ねこと私の駆け引きは始まった。
でも、ねこの作戦にすんなり嵌ってしまうと、ねこは写真を撮らせてくれない。
花を撮るそぶりをしながらそれとなくねこに近づき、シャッターを切る。
どうやらねこもその心理戦に満足したのか、今日はなかなかなモデル振りを発揮してくれた。
今日のこの穏やかな一日は、ねこも体の緊張を解いてゆっくりできたようだ。
しかし、頭に乗って外に長くいた私は、乾いた杉の花芽から振りまかれる花粉を吸い込み、今では鼻がむず痒い。
まだまだ花粉を避けての引きこもりは、解除されないようである。




誕生記念の辛夷 19/3/2013