以前の仕事で地域の施設を調べていたときに偶然見つけた、ちょっと変わった配置図の神社が、この厳島神社だ。
しかも、神社名も厳島とは、確かに水に囲まれた社殿であっても気になり、一度は訪れてみたいと思っていた。
大体このあたりは平坦な地域で、神社の表参道は国道51号線かに面していて分かりやすいけれど、道路からはどこに社殿があるのかうかがい知れない。
それに、駐車スペースも見当たらなく、場所を確認してもなかなか立ち寄ることが出来ないで居た。
それが今日、知人の絵の展覧会に行った帰り道、私は助手席でうとうとまどろんでいた。
ところが、神社のすぐ近くになったとき、ふわっと目が覚めて、「この近くに行ってみたい神社がある」と家人に声をかけた。
そして、左折する場所を示し進むと、すぐに鳥居が見えてきた。
そこは裏参道入り口で、そこから細い道を下っていくと、駐車スペースがあり、奥には神社の社殿が見えた。
なんとも妙な感覚、もしかして呼ばれたの?と思ってしまう。
車を降りて歩いていくと、手前にも小さな池があり、緋鯉が泳いでいた。
もちろん、社殿のある池にも緋鯉たちが居る。
社殿の右には道が伸び、階段が続いていて、どうやらこれが表参道からのルートなのだ。
さて、どうやらこの神社はかなり古くに安芸の宮島から分社されたらしく、平氏に縁がありそうだ。
今ある社殿は、江戸中期に建てられたものらしく、彫り物がかなりよく出来ていた。
きっと地域の方々が大切に守り続けてきたのだろうと、察せられた。
また、訪れてみたい神社である。
そのときは、また呼ばれるかもしれないけれど。
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