rock_et_nothing

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究極甘美、フレデリック・レイトン、もしかして萌え画

2015-02-02 22:36:22 | アート

June fiammeggiante (1895)

19世紀イギリスはヴィクトリア朝時代に活躍した画家フレデリック・レイトン。
彼の描く絵は、まさに究極甘美。
柔らかな光に満たされたシルクのような質感の女たちは、夢見心地の表情をしている。
画面の隅々まで丁寧に描きこまれたこの絵を見ていると、今の日本いわゆる”クールジャパン”の代表格で美少女を描く萌え画がオーバーラップする。
どうだろうか、あながちはずれていないと思うのだが。
ひたすら観念的女性を追及している点が、なおさら画中の女たちの妖精化作用を増長するところもだ。
となると、レイトンの絵をよしとする私も萌えな二次元愛好者のうちになる。
いや、非現実の世界で甘美な夢想にふけるささやかな逃避でリフレッシュできるのならば、何のやましいことがあろうか。
レイトンの美しすぎる少女たちは、一滴の甘露となって、私の心を癒してくれている。


Ragazza con cesto di frutta (1863)


Biondina (1879)



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