とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

インフルエンザ脳症についてのお話

2016年02月26日 | Weblog


先ほどアップさせて頂きました「敬服の思いでいっぱいです」の
続きを書かせて頂きます。

私は、
インフルエンザに罹ると、
重症化して肺炎になってしまうなどの知識はありましたが、
脳死に至る事もあるとは把握しておりませんでした。

今回の件、
インフルエンザの症状が悪化し、
インフルエンザ脳症となり、脳死に至ってしまいました。

深く考えさせられました。

ですので、調べてみました。


以下です。

インフルエンザ脳症とは、
インフルエンザで最も重い合併症をいいます。

発熱などインフルエンザの症状が出始めてから数時間から1日ほどの短い間に、
けいれんや意識障害などの神経症状が表れます。

6歳未満の乳幼児に多く、
国内では毎年100人から300人がインフルエンザ脳症になります。
死亡率は約30%で、
後遺症も約25%の子供にみられる重篤な疾患です。

予防は、
インフルエンザワクチンを受ける事です。
インフルエンザワクチンの接種により、
インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防出来ます。

インフルエンザに罹り、
39度以上の発熱があった場合は、解熱剤を使用して良いです。
インフルエンザに使用出来る解熱剤は、
かかり付け医に相談しましょう。

また、
インフルエンザに対する治療薬として、
リン酸オセルタミビル(タミフル)、
ザナミビル水和物(リレンザ)、
塩酸アマンタジン(シンメトレル)があります。
かかり付け医と相談して使用致しましょう。

当院は、
毎年10月中旬頃から、
インフルエンザの予防接種を、ご来院の皆様にお勧めしております。
なぜなら、ママ予備軍の皆様だからです。

今回の事例をもってして、
インフルエンザワクチンの予防接種は、
お子様は勿論、
大人も積極的に受けておかれた方が良いのだな、
と再度実感した次第でございます。



―by事務長ー




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敬服の思いでいっぱいです。

2016年02月26日 | Weblog


ニュースで、報道を拝見した時、
涙が溢れて溢れてとまりませんでした。

とても悲しい思いと、頭が下がる思いと、、、。
タイトルにあったように、
敬服の思いでいっぱいになりました。

23日、
東海地方の病院で、インフルエンザの症状が悪化し、
脳死と判定されたお子様のご両親のお話です。

お子様は、6歳未満の女の子です。
まだまだ可愛い盛りでございます。

脳死判定後に、臓器の提供を承諾した際に、
お子様に向けて思いを綴ったお手紙が公表されました。

その内容に、
私は、涙が次から次へと溢れ出て、
泣けて泣けて仕方ありませんでした。


ご両親様のお手紙の全文です。

『Aちゃんが体調を崩してからお父さんとお母さん辛くてね。
 毎日毎日神様にお願いしました。
 目に見える物全てに、お山に行ってお願いして、川が見えればお願いして、海に向かっても…
 いろいろ神社なんかも夜中に行ってお願いしました。
 最後には落ちている石ころさんたちにもお願いしたんだよ。
 でもね、どうしてもAちゃんとお父さんを入れ替えることはできないんだって。
 もう目を覚ますことはできないんだって。
 もう長くは一緒にいられないんだって。
 お父さんとお母さんは辛くて辛くて、寂しくて寂しくて泣いてばかりいたけれど、
 そんな時に先生からの説明で、
 Aちゃんが今のお父さんやお母さんみたいに涙にくれて生きる希望を失っている人の、
 臓器提供を受けなければ生きていけない人の希望になれることを知りました。
 どうだろう?Aちゃんはどう思う?いやかな?
 お父さんやお母さんは悩んだ末、Aちゃんの臓器を困っている人に提供することを決めました。
 もし嫌だったらゴメンね。
 お父さんもお母さんも臓器を必要としている人がたくさんいて、
 その人を見守る人たちがどんなにか辛く苦しい思いをしているか知っています。
 もしその人たちにAちゃんが役に立てるなら、それは素晴らしいことだと思ったんだよ。
 一人でも人の命を救う。心を救う。ってすごく難しいことでお父さんもできるかわからない。
 だけど、とても素晴らしく、尊いことなんだよ。
 もしAちゃんが人を救うことができたり、その周りの皆さんの希望になれるとしたら、
 そんなにも素晴らしいことはないと思ったの。
 こんなにも誇らしいことはないと思ったの。
 Aちゃんが生きた証じゃないかって思ったの。
 今のお父さん、お母さんみたいに苦しんでいる人が、
 一人でも笑顔になってくれればどんなに素晴らしいだろうと思ったの。
 そして、その笑顔はお父さんやお母さんの生きる勇気にもなるんだよ。
 いつも周りのみんなを笑顔にしてくれたAちゃんだから、
 きっとまた世界の笑顔を増やしてくれるよね?
 命は繋ぐもの。
 お父さんとお母さんがAちゃんに繋いだようにAちゃんも困っている人に命をつないでくれるかな?
 願わくば、お父さんとお母さんがAちゃんにそうしたように、
 AちゃんもAちゃんが繋いだその命にありったけの愛を天国から注いでくれると嬉しいな。
 お父さんより』

『お母さんを
 もう一度
 抱きしめて
 そして笑顔を見せて
 お母さんより』

アップしている最中にも、涙が出てしまいました。

お父様、お母様の、お気持ちとお考えと、
そして、愛情を注がれて育ってこられたAちゃんの人生に、
心から敬服の思いでいっぱいでございます。


ー追伸ー Aちゃんから提供された臓器は、
     25日、
     岡山大学病院で10歳未満の男の子に肺が、
     国立成育医療研究センターで10歳未満の女の子に肝臓が、
     静岡県立総合病院で40代の男性に腎臓が、
     それぞれ移植されました。


ーby事務長ー




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