つれづれ日記

心と目の記録

ピレニーズとの会話

2010-02-19 17:26:53 | Weblog

「其のままよ!もう少し我慢して其のまま動かないで!」とベルに声をかけ、ベルはお役目を果たし、新聞に載った伊勢丹の広告写真です。

私にとってピレニーズの魅力は、美しい外見ではなく、眼と眼で話せて心が通じるところです。日本犬やポインター、スピッツなど飼い、それなりに犬の利口さ、人間の心を読み取る能力は分かっていましたが、ピレニーズはもう一つ深い不思議なものを秘めています。
飼い方や環境、また犬の血統や性格によって違いますが、家族と同じ気持ちで毎日お話をしていると、言葉を理解してその理解度には、本当に驚くことが多いものです。1日中犬は飼い主の様子を把握して、見守っています。よくない意味で言うと、愛犬に監視されているのです。
御夫婦の間が険悪になると、わざと二人の間に入り、手をかけたりして、お互いに笑い出して…なんていう話しはよく聞きました。

毎日の散歩が今日は出来ないときには、短い距離で誤魔化そうとしないで、「今日は・・・・だから、散歩が出来ないから少しでがまんしてね。」とか正直に話してきかせれば分ります。。私が脚を痛めた時には、ゆっくりゆっくり歩いてくれました。
雨の日は、空を見上げて手でしぐさをしながら、「雨コンコンだからお庭でね。」と云ってきかせ雨の日は散歩に出ず、庭に放しておしっこなどしてもらいました。(庭の芝生は禿げてしまいましたが)
3頭いた時には、1頭1時間ですから、3頭で3時間以上かかり、順序が決まっていました。2頭目のときに雨が降り出した場合は、後の犬も雨の中を出かけました。
歩いているときも恋人のように色々とお話をしながら歩くので、犬にとっても楽しいお散歩だったでしょう。若いころのピレニーズとの楽しかった思い出です。