つれづれ日記

心と目の記録

エジプトのミイラ

2017-09-19 17:32:15 | Weblog

紀元前940-730年頃 テーベ出土
 アンクムートの息子 パシェリエンプタハ



私の父は、明治43年(1910年)に広島の山村から勉学のために上京しました。
その年に在京日誌を書き、絵葉書や印刷物を挟み田舎の両親に送りました。
現在その日誌は弟が保管、父の書いた文字のインクの色はあせず、
10代で上京した父の思いが胸一杯に広がりました。

その中に初めて上野に行き、美術館や博物館に行って感動したことが
書かれていました。

「帝室博物館の建築は美麗なること言語に絶えたるものなり。
美術、歴史、動物、植物、鉱物、日本国の宝物などあり。
これも年中、陳列替えをなす。・・・・・」
そしてそれぞれの説明がかかれています。

ミイラについて
「別紙図面の通りの実物、2500年前に死したる人の死体で
 人の大きさは五尺、七、八寸なり。
 面部は肉骨がガサガサになり・・・・・」と。

私は1939年、父に連れられて博物館に行き、このミイラを見たのです。
他のものは忘れてもこのミイラの顔だけは鮮明に覚えています。

このミイラは1904年に、エジプトから帝室博物館、のちに改称された
東京国立博物館 に寄贈された
ミイラで現在も見ることができます。