つれづれ日記

心と目の記録

私の宝だったコロちゃん

2023-04-16 16:12:06 | Weblog

 長い人世を振り返るこの頃

私の心の中には、いつも犬が存在して生きてきたことは確かです。

渋谷で生まれた私は3歳頃に、忠犬ハチ公の頭を撫で、

4歳頃に郊外の吉祥寺に越してきて

お隣のセッターと仲良くなりました。

その後わが家に迎えたコロちゃんが私の初めての大事な宝で

沢山の思い出があります。

コロちゃんを抱いて 写真館で撮った写真をトリミングしました。

1945年になると東京は空襲が激しくなり

7月に父の郷里の広島県に疎開しました。

当時は汽車に乗るのも ままならない状況で

犬は連れていかれず、犬好きの知人に預け悲しいお別れをしました。

あの時のコロちゃんの悲しい表情は忘れられません。

8月15日に終戦となり、9月に東京に戻り

すぐに預けた家に迎えにいきましたが、

病気で死にましたと言われました。

この時の心境はとても言葉にはなりません。