つれづれ日記

心と目の記録

満94歳を迎えて

2023-07-19 14:36:17 | Weblog

3日前の7月16日に満94歳の誕生日を元気で迎えることができました。

 

7月6日に下総中山駅前教室の先生のブログに

私のことを2002年に入会し20年余、今94歳と紹介してくださり

恐縮と恥ずかしさで一杯です。

当時の拙いパソコン画も載せていただき、有難うございました。

 

2002年にパソコンを始めて、夢中でワードを練習し、

過去の記録を保存したい気持ちで雑文を書きました。

ブログは2005年の9月7日から, 教えていただいたことを

頭に入れて、書いてみたのが始まりです。

 

思い返せば、1941年12月第二次世界大戦が勃発し

13歳で都立武蔵高女に入学したばかりの1942年4月18日に米機の初空襲があ

り、授業中で机の下にもぐりました。授業は1944年の7月までで、

昭和飛行機工場に学徒動員されで飛行機造りです。

15歳の少女たちがグラインダー使用の作業をし

ハンマーを振りかざしたりして、日本の勝利を信じていました。

 

12月末に埼玉県の川越に疎開、女学校では満蒙の兵隊さんの軍服を縫いました。

三月の東京大空襲は東京方面の空が真っ赤で、川越から見た

あの光景は目に焼き付いています。

7月20日に父の故郷の広島の山村に疎開して

8月6日広島に原爆が投下され、

ぴかっと光りぐらっと揺れた体験は何度か書きましたが、

8月15日終戦となり、9月に帰郷、東京での生活が始まりました。

そして今日までの長い年月、健康で生きていることを想い、

神様が与えてくださった私の運命だと感謝の気持ちで一杯です。

 

下の雑誌は私が川越に疎開した後、武蔵高女の生徒たちは寮に入

その様子を書いた本が,だいぶ後に出版されました。

最後はヒロポンを飲んでまで徹夜で働いたそうです。

すごい体験談なので新聞などに載せられました。