つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

名都美術館さん、桑山美術館さん

2016年04月09日 | おススメの展覧会、美術館訪問

 

 日曜日に 

桑山美術館 さんの「かわいい!日本画」ー可愛らしさのツボを探ろうー展と  名都美術館 さんの 高島屋資料館所蔵「日本美術と高島屋」交流が育てた秘蔵コレクション展に伺いました。

 

桑山美術館さんは、個人コレクターでいらした桑山清一さんのコレクションの寄贈のもとに昭和56年に開館した私立美術館さんです。

私は初めて伺いました。

春、秋、新春の季節ごとの開館で、規模も大きくてはいらっしゃいませんが、

所蔵作品をテーマごとに展示され、私達のように近代日本絵画がお好きなかたには,

静かに、のんびりと、お安く作品が拝見できるよい美術館さんだと思います。

今回は かわいい! ということで 先日お邪魔したメナード美術館さんのように動物がテーマの作品が多くみられました。

私は自分の好きな関雪の「崖上双猿図」、「月下狸乃図」、印象の「花兎」それから小川芋銭の「羅漢 龍虎」が良いなぁと思いました。

次回は是非玉堂、春草、御舟、観山などを拝見したいと思います。

 

名都美術館さんでは高島屋さんゆかりの作品が展示されています。

錚々たる画家の顔ぶれ、またそれぞれの画家の力の入った作品。

やはり圧巻は大観の大作、蓬莱山(上の画像左)でした。大観81才の作品、

驚きの生命力です。

展示の会場にときどき現れるローズちゃん人形もとても可愛らしく楽しめました。

 

奈良に国宝信貴山縁起絵巻を観に行こうと思っていましたが、少し2人のエネルギーが足りず地元の美術館巡りに変わりましたが、

初めて拝見する作品に多く出会え、おもいがけず楽しく過ごせました。

地元の美術館さんにもこれから多く伺いたいと思います。

 

コメント
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