勝てる土俵で戦い、力を蓄えるのです！

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【贈る言葉】

当時、国内１２位のメーカーが一番になれる国はないか。それがインドへ進出するきっかけだった。

　　　　　　　　　～鈴木　修～

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【本文】

■勝てる土俵で戦い、力を蓄えるのです！■

ご存知鈴木修氏はスズキの会長だ。

「老いて益々盛ん」というキーワードがぴったり当てはまる人である。

昔は、スズキははっきり言って国内では負け組みだった。

ならば勝てる土俵はないかといろいろ検討し、探したのがインドと言う土俵だった。

今でもインドではシェア５０％近くを占めている勝ち組だ。

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インド政府からずいぶん無理難題を吹っかけられ、切れそうになったこともあったという。

スズキは、自社が勝てそうな土俵で戦う道を選んだのは大正解だった。

ニッチな市場でオンリーワンになり、力を蓄える戦略が功を奏した。

巨象に噛み付いても勝ち目はないと言うことを鈴木会長はよく知っていた。

勝てる土俵で戦い、力を蓄えることの大切さをスズキは教えてくれた。


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■「二律背反」の問題を解決する力を付けることです！■

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【贈る言葉】

問題が生まれるのは、矛盾することを一度に達成しようとするとき。

　　　　　　　　　～伊藤　守～

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【本文】

■「二律背反」の問題を解決する力を付けることです！■

あっちを立てればこっちが立たずと言うことはよくある話だ。

だが、どちらもうまくいってもらわなければ困る。

そのような問題は会社では結構多いのである。

例えば「品切れの発生を無くせ」と指示すると「在庫を増やして対応させてもらいます」という答えが返ってくるだろう。

しかし、それならだれでもできる。

大事なのは、品切れを起こさず在庫も減らすという一見矛盾していることを一度に達成することを考えなければならないのだ。

だからこそ、ここで問題が生じるのだ。

例えば品質を良くしようとすればコストが掛かると決めて掛かる人は多い。

そうではなく、品質を良くして同時にコストも下げることを考えなければならないのだ。

ビジネスマンは、「二律背反」の問題をうまく解決する力を付ける必要があるのである。


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