あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行・東武佐野線葛生

2006-09-09 23:19:20 | 関東百駅巡礼歩行
 今日は曇り空でしたが、かなり蒸し暑い1日でした。
夏休みを終え、9月の関東百駅巡礼歩行、今回は栃木県内を走る
東武鉄道佐野線の終着駅、葛生(くずう)です。

 
  関東百駅巡礼歩行第26回 =東武佐野線葛生駅=

 自宅からちょうど3時間かけ、10時28分に、葛生駅に降りた。

 今回の参加者は12人と今年最高。地元栃木県5人、東京都3人、
神奈川県2人、埼玉県の私、さらに今回は遠路はるばる、兵庫県
姫路市から、「出がらし紋次郎」こと、KTさんがはせ参じた。


 まず、駅のすぐ北にある安養院に寄る。近代的な洋風造りの門と、
葉を切りつめて高く伸びたイチョウが目につくが、境内に樹木は
乏しい。

 葛生駅は終着駅なのだが、その延長上にある住友大阪セメントに
向かう専用線が、地図上はある。しかしすでに廃線になっていて、
架線は残っているが、線路は外されていた。

 その廃線の南側に回り、色づき始めた田んぼの先から、山すそに
ある畑のあぜ道を進む。

 サルビヤや百日草などがたくさん咲き競っていて、なかなかお勧め
の野道だった。

 その近くに、住友セメントへ向かうのとは別の、廃線跡らしい草の
道がある。

 ちょうど畑で仕事をしていた、KKさん(79)に聞いたら、以前は、
ほかにもセメント会社の専用線が幾つか有り、それらの貨車を入れ
替えする線路だったと教えてくれた。

 KKさんも、住友セメントに40年お勤めだったとか。有機農業の畑
のほか、植木の剪定業もやっておられるようで、老人らしさは感じ
られない元気な方だった。


 廃線跡を300mほど進んで車道に降り、中央東2丁目の「瘤観音」
へ行く。珍しい名前の観音様だが、由来などは記されてなかった。

 境内には、シュウメイギクなど、いろいろな花がたくさん、伸び伸びと
花を開いていた。

 住宅地の間の通りに出て、中央東2丁目から、もと葛生高だったと
いう青藍泰斗高の横を通って北に進む。


 近くの交差点際に、りっぱな門と土蔵の残る旧家があった。

 さらに進んで国道293号との交差点に出て左折、桜の名所で、葛生
原人まつりの会場でもある嘉多山公園に上がる。

 この公園には、カントリーウオークグループの1泊例会で、2000年
11月に来たことを思い出す。ここで遅い昼食となった。


 この大きな復元住居は、葛生原人祭りの会場らしい。祭りは8月下旬
に行われるという。


 少し上に展望台があり、葛生の町並みが見下ろせる。

 さらに背後の山に向かって、ミンミンゼミやツクツクボウシの賑やかな
林の中を上がる。


 途中の太い木の下に、「山神」碑があった。


 標高227.8mの三等三角点まで上がると、別の展望台があり、一層
西側の展望が開ける。珍しく双眼鏡まで置いてあった。

 三角点のところから西に向かって草の道を鉢の木町へ向かって下る。
山すその寺を目指し、墓地を抜けて行くと、「佐野源左衛門常世の墓」
があった。

 佐野源左衛門の話は、墓前の説明板をご覧下さい。


 寺は願成禅寺といい、境内には、鎌倉中期から桃山時代頃のものと
推定される板碑があると記されていたが、見つからなかった。


 住宅地を西に抜け、さらに田んぼの間を進んで秋山川左岸沿いに出る。

 川沿いを南へ、国道の葛生大橋から安久渡橋横を過ぎ、さらに進んで
太い柳の木の下やコスモスなどの花咲く細道を抜けて、天神橋まで行き、
川を離れて町並みに入る。14時26分に葛生駅に戻った。

 15時5分発館林行きで帰途についた。

(天気 曇り、距離 7km、地図(1/2.5万) 田沼、歩行地 栃木
県佐野市(旧葛生町))
コメント (2)
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