あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カントリーウオーク元加治(埼玉・飯能)

2006-09-10 23:19:59 | カントリーウオーク
 今日は1日、残暑の厳しい日でした。カントリーウオークグループの
例会に出かけましたが、汗が目に入り、止まりませんでした。


 =カントリーウオーク元加治=

 10時、西武池袋線元加治(もとかじ)駅に15人が集合し、4組に
分かれて昼食地を目指してスタートした。

 駅の東側踏切を越えて、まず円照寺に行く。武蔵野七福神弁財天
の寺で、武蔵野観音霊場第22番札所、関東88霊場73番札所
でもある。

 本堂前に2つの池があり、コイがたくさん泳ぎ、コウホネが咲いて
いた。岸辺のサルスベリも見頃である。国指定重文の板碑もあると
いうが、保存されているのか、見あたらなかった。

 南に進んで入間川にかかる上橋を渡る。橋の手前上流側に、数本
の太いケヤキが並び立つ。ちなみに、飯能市の木はケヤキである。


 橋の上から流れを見下ろすと、きれいな流れに泳ぐ魚の銀鱗が
たくさん光るのが見えた。

 橋を渡り終えたところから川の右岸沿いの細道に下りる。ミゾソバ
が咲き、よく茂った草の道を進み、運動公園に入る。

 木陰があったので、さっそく水分を補給した。しかしその先は木陰
が少なく、日差しが暑く汗が出る。

 ぶり返した暑さに、水に入って涼む人が多い。でも川岸のススキは
咲き出し、初秋の気配も感じられた。


 野球場の付近には、クズの花がたくさん咲いていた。

 公園の西端まで進み、阿岩橋南側の車道に出て、西に少し進んだ
ところにある阿須フレンドワークでは、テントを幾つも張って「阿須
まつり」を開催中。
 
 地元農産物や、そば、おでんなどの飲食物をいろいろ販売し、多く
の人で賑わっていた。

 JR八高線の橋脚下を西に進んで、加治中の手前から坂を上がり、
県道195号際から休耕田と畑の間に下る。

 畑のあぜで、この秋初めてのヒガンバナが1輪だけ咲いていた。

 県道218号を越えて、田んぼの間から東西に走る県道195号に
上がり、400mほど先で北に入り、落合集落の白髭神社へ。

 ご神木の大杉は、高さ20m以上あろうか。暑さを避けてその木陰で
再び水分補給をした。

 すぐ西にある西光寺は、端正な屋根の寺。本堂を開け放ってあり、
内陣の飾りなどがよく見える。

 脇本尊の十一面観音菩薩は、高麗坂東19番札所として広く信仰を
あつめているという。本堂前のサルスベリが花盛りだった。

 成木川のきよかわ橋を渡る。川原を見下ろすと、車で来た数グルー
プが、バーベキューパーティをしていた。

 前ヶ貫集落の大連寺前から新興住宅地を西北へ進み、大規模の分譲
住宅地、美杉台団地の中心に出る。

 ケヤキの街路樹に暑さを避けながら北西に下り、次の交差点を左折
し、矢颪(やおろし)にある昼食地の浄心寺に、12時27分に着いた。

 すでにほかのグループは着いていて、本堂南側の高台にある毘沙
門堂近くの桜の下で昼食を始めていた。

 浄心寺は、元和2年(1616)に没した能仁寺5世が開いたといわれ
ているという。能仁寺は、午後回る予定の古寺である。


 毘沙門天は、江戸中期から武蔵野七福神の一つとして、商売繁盛、
福徳円満の福の神として多くの信仰を集めているようだ。

 ピーナツ、ブドウ、菓子、あめなど、皆さんからの差し入れが、次から
次へと回ってくるが、木陰に腰を下ろして食べていても目に汗が入り、
この暑さはこの夏最高かとも思われた。

 おかげで、私が早稲田実業の斉藤投手以前から愛用していると思う
タオルハンカチは、汗ですっかり濡れてしまった。

 13時30分に、午後のコースに向けて出発する。矢颪(やおろし)集落
を北に進んで飯能大橋の上流にかかる矢久橋を渡って入間川左岸に
回り、稲荷町に入る。

 県などの緑のトラスト保全4号地になっている左岸の斜面林を見下ろし
ながら進み、少しだけ住宅地を抜けて飯能市立こども図書館に寄る。

 外回りも内部も、飯能特産の杉材・西川材で造られており、木のぬく
もりに充ちた建物で、こどもたち読書環境としては申し分無さそう。

 午後の日差しが強くなり、一層暑さがつのってきたところだったので、
冷房の利いた館内で30分ほど休憩させてもらった。

 赤いアーチの自転車と歩道専用橋で入間川の右岸に回る。橋の上
からは、飯能の代表的な名勝・飯能河原に来た大勢のグループが見
下ろせ、川に入って水遊びをする子どもなどもたくさん見える。

 北に回って右岸に下り、大きなプラタナスの付近から冠水橋を渡っ
て流れの中心付近まで往復して来る。

 右岸の遊歩道を、流れが左に90度カーブする先まで進んで、車道
に上がり、岩根橋を渡る。

 橋から見下ろす上流側は吾妻峡と呼び、両岸は豊富な緑に覆われて
いる。

 橋の北側で吾妻峡の流れに沿って400mくらい進んで北に向かい、
県道70号を越えて天覧山山ろくの車道を越える。

 車道北側の高台を並行する間道を東に向かい、車道に合してまも
なくの能仁寺に入った。

 りっぱな山門から大きな石灯ろうの並ぶ境内を進んで、緑豊富の
広い境内に入り、大本堂に詣でる。境内の樹木や芝生はよく手入れ
されていて気持ちよい。

 依然、暑さが残るので、ここでもゆっくりと休憩した。

 これが今日の参加メンバー、前列左から3人目、初参加のMSちゃんは、
小学2年生ながら、暑さをものともせず、元気に完歩した。

 南側の公園にある手塚治虫の「鉄腕アトム像」を見て東に進み、飯能1
小の裏手にあるナンジャモンジャの木を見る。葉の厚い広葉樹だが、何の
木だろうか。

 飯能の市街地に入り、県道70号沿いにある幾つかの見世蔵の商店や、
大正11年(1922)建造という飯能織物協同組合の木造建造物などを
見ながら進み、16時28分に西武池袋線飯能駅にゴールした。

 始終汗が目に流れ落ち、暑さが厳しい中でのウオーキングだった。

(天気 晴、距離 13km、地図(1/2.5万) 飯能、青梅、歩行地 飯能市、
入間市) 
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