あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの山(3)

2007-07-19 22:48:22 | 四国遍路あれこれ


 2度目の四国遍路、前半25日目の2006年12月5日(火)
午後、42番佛木寺(ぶつぼくじ)近くまで進むと、翌朝上がる
歯長峠(はなかとうげ)(480m)が見えてきました。

 真ん中の窪んだところ、送電線鉄塔の見えるあたりが峠です。

 12月6日(水)朝、仏木寺に近い民宿とうべやを出発し、1時間
ほどで歯長峠に上がりました。

 峠の少し先から見えた北面の山並み。

 
 峠から北に下り、歯長地蔵の先で肱川沿いに出ました。
川の右岸行く手に見える、宇和町下川付近の低山です。


 43番明石寺(めいせきじ)にお参りし、古い街並みの残る
宇和町の家並みを抜けました。

 国道56号に出て北へ進みます。宇和町坂戸付近から東側に
広がる穏やかな山並み。


 国道の長い鳥坂トンネル通過を避け、旧道を鳥坂番所跡経由
で鳥坂峠(470m)へ向かいます。

 鳥坂番所近くから見える鳥坂峠と山ろくの集落。


 峠を下り、国道の鳥坂トンネル出口付近の国道に下りました。
少し下ったあたりから、北方に雄大な展望が広がります。


 この日の宿は、大洲市の中心街にあるときわ旅館。日暮れまで
に到着したいと急ぎました。

 市街地に入る手前、肱川の橋近くから見る橋向こうの山。


 前半の最終日、27日目の12月7日(木)は雨。雨の大洲
市街を抜け、別格8番十夜ヶ橋永徳寺に向かいました。

 南側に見えるのは、標高319.6mの富士山。日本一の
富士山の10分の1以下ですが、均整のとれた山容です。


 十夜ヶ橋永徳寺を過ぎ、国道に分かれてJR予讃線北側の
旧道に回りました。新谷(にいや)付近から見える南側の山
はガスですっかり隠されていました。


 国道に戻り、JR予讃線五十崎(いかざき)駅近くから気持ち
よい遍路道に入りました。

 JR内子駅に11時過ぎに着き、前半の遍路の区切りとしました。
                             (続く)

 


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国立天文台野辺山観測所を見る

2007-07-18 22:53:12 | Weblog
 今日も、昨日の朝日新聞記事に関連した話です。

 昨日(7月17日)の朝日新聞朝刊「Do科学」コーナーに、
『宇宙のロマン実感』という記事が出ていました。

 夏休みに家族で科学を楽しむ旅に出かけようということで、
宇宙をテーマにした2つのサイエンス・スポットが紹介されて
います。

 その一つに、国立天文台野辺山観測所が取り上げられて
いました。

 この観測所には、6月13日〈水〉朝、私たち「国際ウオーキ
ングトレイル実踏」中の4人が、コース途中に訪ねました。

 その模様は、6月16日の当ブログもで取り上げていますが、
もう少し詳しく紹介します。

 場所はJR小海線の野辺山駅から南へ約2km、標高1375
mのJR日本最高地点から東へ約1.5kmのところです。

 下の地図で「国立天文台」と記された場所です。
    
 

 正式名称は、国立天文台野辺山宇宙電波観測所と、野辺山
太陽電波観測所の2つの施設です。

 これは、南側から見た広大な観測所の南東部です。

 入口は、広い敷地の西側になっています。

 これも南側から見た敷地の南西部。

 八ヶ岳連峰の赤岳や横岳などの展望が素晴らしいところです。

 西側の正門近くにある守衛所で記帳すれば、午前8時30分
~午後5時(年末年始休業)の間、自由に見学出来ます。

 見学した6月13日(水)、入口付近には、レンゲツツジやライ
ラックが咲いていました。


 入口に近いところには、直径10mのミリ波干渉計と呼ぶアン
テナが6台、移動台車に乗っていて、レールの上を移動して、
位置を変えて観測出来るようになっています。

 レールは最大600m離れていて、直径約600mの巨大アンテナ
(視力60相当)に匹敵する解像力を実現しています。

 ミリ波干渉計は、天体の細かい構造を詳しく調べるのに用い
られているそうです。

 ミリ波干渉計の横を真っ直ぐ進むと、直径45mの巨大な
アンテナが空を向いていました。重量は約700トンです。

 45m電波望遠鏡で、波長1mmから10mmの「ミリ波」と
呼ぶ電波を観測します。解像力は視力4に相当するとのこと。

 大きな口径を生かして、天体からのかすかな電波信号を集
める能力に優れているようです。

 そばの観測棟2階は展示室になっていて、ブラックホールや
多数の星間物質を発見した成果とか、古い観測機器などが展
示されていました。

 展示室の外側テラスから見たミリ波干渉計のアンテナ群。


 最初の写真の左側に並んでいる小さいアンテナ群は、電波
へリオグラフと呼ばれるもので、太陽を観測する専門の望遠
鏡です。

 直径80cmのアンテナ84台を使い、直径500mの望遠鏡
に相当する解像力を実現しています。

 つねに太陽の方角を向いて、ビデオカメラのように太陽の
活動をモニターし続けているとのことです。

 それぞれの設備のそばには、説明用パネルが数枚並んで
いて、分かりやすく理解出来るようになっています。
 見学時間は、およそ1時間でした。

 野辺山宇宙電波観測所のWebは、下記をご覧下さい。
  http://www.nro.nao.ac.jp/

 ここだけわざわざ見学に行くのも…、という人は、すぐそばに
ある南牧村農村文化交流館「ベジタボール・ウィズ」も、訪ねて
みてはいかがでしょうか。

 円形の建物には、グローブシアターと呼ぶ、ドーム型のシア
ターがあり、野辺山高原から見られるその日の夜の星空が、
ドーム型スクリーンで観覧できます。

 上映開始時間は、10:30から16:00までの6回、上映時間
は20~30分です(大人200円、小中生200円)。

 館内にはほかに、南牧村の産業・文化などの紹介をする映像
システムや、航空会社で使用していたフレイトシュミレーターで
南牧村を自由自在に飛ぶ体験をしたり、村の産物の直売コー
ナー、レストラン、南牧村図書館などが設けられています。

 屋上は展望台になっていて、そばの野辺山宇宙電波観測所
はもとより、八ヶ岳連峰、奥秩父、野辺山高原などの雄大な
展望が楽しめます。



 開館時間は9:00~17:00,5月~9月は休館日無し、10月
~4月は月曜と祝祭日の翌日休館です。

 もう少し足を伸ばしたければ、近くの平沢登山口から、360度
の展望が楽しめる飯盛山(1643m)まで約50分です。

 野辺山観光案内所のWebは、下記をご覧下さい。
   http://www.ytg.janis.or.jp/~nobeyama/

 

 
 

 



 

 

 




 

 
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英国の郵便局が2500局減る

2007-07-17 22:14:54 | 英国いろいろ
 今朝の朝日新聞「けいざい一話」欄に、『英郵便局、自由化
に苦戦』というタイトルで、英国の郵便会社「ロイヤル・メール」
が、全体の2割近い2500の郵便局の閉鎖に踏み切ると報じ
ていました。

 一昨年と昨年、英国の長距離歩道「コッツウオルドウェイ」の
ウオーキングに行ったときに、何か所かの郵便局で買い物を
しました。

 新聞にも出ていましたが、英国の多くの地方局では、新聞、
雑誌、地図、文具、おもちゃ、飲物やパンなど、局によって違い
はありましたが、日用品として必要な品物を販売していて、
郵便窓口はその一角の狭いスペースだけでした。

 私たちは、郵便局でミネラルウオーターやパンを買ったりして、
ウオーキングの途中、ほかに店のない小さい集落では、大変助
かったものです。

 ここは、昨年7月のスタート地、ペインズウィックの郵便局です。


 窓口では、町の公共的な業務をいろいろ扱っているようです。


 店舗部分では、このようにたくさんの商品を販売しています。


 地方局だけではありません。ロンドン市内の繁華街にある
キングスクロス局も同様でした。


 右手が窓口ですが、他のエリアは売店になっています。


 飲物やサンドイッチなどの販売コーナー。


 左手の男性のいるところが、売店部分のレジです。


 しかし、記事によれば、英国の郵政事業は2001年に株式会
社化され、郵便の自由化に伴って参入した宅配会社などとの
競争により、経営環境が悪化し、2万5千局あった郵便局は、
1万局以上減ったとのことでした。

 加えて、メールの普及で手紙の減少も加わり、赤字幅が増大し
てさらに2500局の閉鎖をしなければなくなったようです。

 日本でもこの秋から、郵政事業公社は民営化され、4つの株式
会社に分かれることになっています。

 4年前から2度歩いた四国遍路では、盗難などに備えて普段の
現金所持は極力少なくして、お金が減ってきたら、1日にほぼ1ヶ
所以上はあった特定郵便局や簡易郵便局で補充したものでした。

 かなり小さな集落にも郵便局があったので、本当に助かりました。

 英国の郵便局での日用品などの販売をまのあたりにして、日本
でも民営化後は、このような経営をしたら地元の方も便利に郵便
局を利用するのではないかと思ったのですが、英国の現実は、
やはり厳しかったようです。

 今日の新聞を見て、間もなく民営化される日本の郵便局の将来
が見えてきたように思え、不安を感じたのは私だけでしょうか?

 


 

 

 
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四国遍路道からの山(2)

2007-07-16 22:40:08 | 四国遍路あれこれ
 今日10時過ぎ、新潟県上中越沖地震が発生し、新潟県、長野
県などで大きな被害が発生しました。わが家でも、ゆれは少なか
ったものの、結構長い時間、横ゆれが感じられました。

 台風4号が、九州を中心に大きな爪跡を残して過ぎ去った直後
の襲来でした。両被災地の皆様、心からお見舞い申し上げます。

 引き続き、四国遍路道から見えた山並みを紹介します。

===========================

 2度目の四国遍路前半13日目の2006年11月23日(木)、
高知市内に入りました。30番善楽寺のお参りを済ませ、南に
向かい、高知港の東にそびえる五台山を目指します。

 絶海池と呼ぶ流れの橋上から見る五台山。高知市街を見下
ろす高台なので、TVの電波塔が立っています。

 標高は120mですが、五台山上にある31番竹林寺境内は、
紅葉が見ごろでした。

 五台山北面の遍路道を上って行く途中から振り返る低い山。


 翌日、34番種間寺を経て、春野町の西端を仁淀川大橋に向
かいます。橋に近い辺りから、北側に広がる山並みです。


 仁淀川大橋を渡って土佐市に入りました。市街地の北東の山の
中腹に、35番清滝寺があります。

 正面の山の中腹、イチョウが2本見えるのが清滝寺ではないかと
思われます。


 15日目の11月25日(土)は、朝1番に36番青龍寺にお参り
し、浦ノ内湾の北岸を回り、仏坂を下って須崎市内に向かいます。

 市街地が近づいた神田(こうだ)付近から見えた、北側の山。
山頂付近に電波塔が見えますが、須崎市内向けのTV放送用
アンテナもあるようです。


 11月26日(日)、雨模様のJR土讃線安和駅近くの民宿を
出て、まず標高228mの焼坂峠に向かいました。
 
 峠付近から、ガスのこもる南側の山。


 峠を下って中土佐町の町並みを抜け、桜並木の大坂谷川
沿いに大坂峠へ向かいました。

 東屋(あずまや)の休憩所を過ぎた辺りから見える、ガスの
立ちこめた山。

 この後雨は本降りとなり、自動車からの水しぶきをたっぷり
浴びながら国道56号を進み、37番岩本寺宿坊に入りました。

 17日目の11月27日(月)朝、雨の上がった四万十町(旧
窪川町)郊外を南に進みます。


 隣の黒潮町(旧佐賀町)に入り、色鮮やかなハゼノキを眺め
ながら緩やかな坂道を上がります。


 翌日は、黒潮町(旧大方町)から四万十市に入りました。
四万十大橋を渡り、1620mのの新伊豆トンネルを抜けて
土佐清水市に入り、下ノ加江川沿いに出ました。

 川の左岸、国道321号から見る対岸の小さい山。

 この日は、足摺岬への基地ともいえる、人気の民宿久百々
(くもも)泊でした。

 11月29日(水)、東海岸沿いに足摺岬を目指します。中間
を過ぎた港町・窪津を抜け、遍路道を南側の高台に上がりま
した。

 高台から見下ろす窪津の家並みと背後の山。


 足摺岬にある38番金剛福寺に参拝し、西海岸を5kmほど先の
民宿青岬が、この日の宿でした。

 宿の近くから見上げる背後の暖帯林。ツバキなど、肉厚の広葉樹
にびっしりと覆われています。


 20日目の11月30日(木)は、土佐清水市街を抜け、さらに
西へ進みます。

 あしずり港を過ぎ、下益野付近は海沿いを一時離れて山間を
回ります。

 益野川沿いから見える山並みです。

 この日は、土佐清水市の南端、大津にある民宿泊まりでした。
                                 (続く)
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四国遍路道からの山(1)

2007-07-15 23:03:19 | 四国遍路あれこれ
 台風4号は、きょう午前中に関東の南を通過しましたが、幸い
所沢市内は、本降りの雨も長く続かず、風も弱くて済みました。

 少し途切れましたが「四国遍路道あれこれ」シリーズ、「遍路道
からの海」の次は、「遍路道からの山」をテーマとしました。

============================

 2度目の遍路2日目の2006年11月12日(日)、宿泊した6番
安楽寺宿坊を出て、7番十楽寺に向かいます。

 気温10℃前後に冷えた朝7時半、開けた田んぼの北側に広がる
穏やかな山並みです。
 

 翌11月13日(月)は、11番藤井寺の裏手から、最初の「遍路
転がし」と呼ぶ山道を、12番焼山寺に向かいます。

 藤井寺から少し上がった端山休憩所からは、吉野川流域を挟み、
北方の山々の展望が広がります。


 しばらく稜線歩きが続き、番外霊場柳水庵を通過しました。
近くの見晴らしのよいところから見る東方の眺めです。


 12番焼山寺への最後の上りの前に、標高450mほどの山上集落、
左右内(そうち)へ下ります。

 左右内の集落と東側の谷間。


 正午頃、焼山寺に着いて参拝、番外霊場杖杉庵に下り、玉ヶ峠
(455m)を越えて、鮎喰川(あくいがわ)に向かって下ります。

 玉ヶ峠からの下り道から見る、南側に広がる山並み。


 4日目の11月14日(火)、鮎喰川沿いに下り、神山町から徳島
市西端に入りました。
 
 鮎喰川左岸に広がる、ひこばえの延びた田んぼと、川の南側の
山。


 次の朝、徳島市内を抜けて19番立江寺に参拝、県道28号を
小松島市の西南端に向かいます。

 櫛渕集落周辺から、南西に見える低山。
 

 隣の勝浦町に入り、勝浦川左岸の星谷に進みました。川の両側
の山ろくには、ミカン畑が広がっています。


 星谷簡易郵便局の先からミカン畑の間を上がって、番外霊場
星の岩屋に向かいました。

 山の中腹まで、段々畑状にミカン畑がつくられています。


 ミカン畑の最上部、谷間から見る南側の山並み。


 6日目の11月16日(木)は、勝浦町横瀬の旅館を出て、そばの
勝浦川の橋を渡り、20番鶴林寺への上りにかかります。

 橋から見る、川の水源のひとつと思われる上流の山。


 標高500mの山上にある鶴林寺の参拝を終え、南側の那賀川に
向かって下ります。

 下り道から見る東側の眺め。


 集落近くまで下ると、ミカン畑が現れます。


 那賀川沿いの大いに下ると、県道に新しく出来ていた遍路
休憩所に、お接待のミカンがたくさんあったのでいただき、
休憩所の東屋で休憩しました。  (続く)
 
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英国・ロンドンを歩く

2007-07-14 21:49:02 | 英国いろいろ
 夕方から、台風の影響で雨が強くなってきました。
明日は関東に接近するとのことで、いっそうの雨量が見込まれ、
風も強まりそうです。

 これでは、出かける予定も断念するしかなさそうです。

 昨日に続き、1年前の英国情報、きょうは、7月13日に回っ
たロンドン市内の未紹介の写真です。

 この日の模様は、昨年8月4日~5日の当ブログで紹介して
います。

===========================

 2006年7月13日(木)
 =英国・ロンドン市内を歩く=

 ホテルから地下鉄でWestminster駅まで行き、テムズ川の右岸
に回る。対岸に、そばを通過してきたビッグベン(国会議事堂)が
がそびえ立つ。


 英国のウオーキングの促進や、歩く権利の保護、環境保護など
に努めている「ランブラーズ協会」を表敬訪問後、中心街に向かう。

 ランブラーズ教会の近くで見た、変わったスタイルのツアーバス。


 ロンドンの中心街には、東京のような高層ビルはほとんど見えず、
このような歴史を感じさせるビルが並んでいる。


 市内のあちこちに、緑豊富な公園があるが、ここはその一つ、
テムズ川の北岸に近いST.James's Park。


 園内からは、テムズ川の南に回る大観覧車が見える。


 このようなレンガ造りの古いビルも、いたるところで見ること
ができる。
 

 窓辺に、花を飾った建物も多い。


 ここは、パブではないかと思われる。


 大英博物館のそばを抜けて、グレート・ノーザン鉄道のターミナル、
King's Cross駅に行く。

 ここからは、イングランド北東部のヨーク、ニューカッスルや、
スコットランド東部のエディンバラ、アバディーンなどとの路線
が延びている。


 大英図書館前を西に進み、地下鉄にも乗って、ロンドン最大の
公園、Regent's Parkに入る。

 大きなマロニエが花盛りだった。



 公園の南に出て、通りの西にある地下鉄Baker Street駅に向かう。


 Baker Street駅構内にある公衆電話。


 地下鉄環状線のBayswater駅に近いホテルに、18時30分ころ
戻った。この時期のロンドンは、21時過ぎまで明るい。

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英国・オックスフォード市内を巡る

2007-07-13 22:58:09 | 英国いろいろ
 昨年7月10日、英国、「コッツウオルドウェイ」のウオーキン
グを終え、12日にゴールのチッピングカムデンからロンドン
に向かいました。

 当日の模様は、昨年8月2日と3日のブログで報告しました
が、今日は、その日、途中で立ち寄った、大学都市・オックス
フォードの町並みなどを、未紹介の写真でご覧いただくこと
にします。

=========================

 2006年7月12日
 =英国・オックスフォードを歩く=

 正午前、鉄道のオックスフォード駅に着き、3時間ほど市内を
観覧することにした。

 駅前には、市の名のおこり、OXの像がある。


 駅前を市の中心街に向かう。


 中心街に入る前に、市内南部を流れているテムズ川沿いに
あるフットパス(歩行者専用道)に入った。

 テムズ川には、船で移動して行く先々でウオーキングなどの
レジャーを楽しむ、ナローボートがたくさん見られた。


 この辺りには、数隻のナローボートが係留されている。


 ナローボートは、人の歩く速さから、せいぜい遅い自転車
の速度くらいで、のんびりと移動している。


 2km近く下流に歩いたろうか、この橋を渡って流れを離れ、
左手に広がる市街地に向かうことにした。


 橋のすぐ近くから幾つもの大学があるが、教会風のこの建物
もそのひとつらしい。


 広い芝生の緑地には、たくさんの人が午後のひと時、憩いを
楽しんでいた。


 大学は、このような3階建てくらいの古い建物が多い。




 橋を渡って最初の写真と似た建物だが、同じなのかそれとも
違うのだろうか。


 これもかなり歴史のある建物らしいが、時間が無く、かけ足で
回ったので、何という建物か確認出来なかった。


 建物相互を結ぶブリッジも、なかなか趣ある造りだ。


 オックスフォード市街の中心を垣間見て、鉄道駅に近いバス
ターミナルから、高速バスでロンドンに向かった。
  
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中国映画「雲南の少女ルオマの初恋」

2007-07-12 21:23:44 | Weblog
 今日午後、東京・恵比寿の恵比寿ガーデンプレイスにある、
東京都写真美術館で、上映中の映画『雲南の少女ルオマの
初恋』を鑑賞してきました。



 舞台は、中国、広州の西、ベトナムのハノイに流れ注ぐ川の
奥地、雲南省元陽県、ベトナムと国境を接する標高1500~
2000mの小さな村です。

 主人公のルオマは、ここに暮らすハニ族の少女です。ハニと
いうと棚田で知られているようですが、私はこの映画で、はじめ
てこの棚田の景観を見ました。

 山の頂上から、こんこんとわき出すという水を利用して、いた
だきからふもとまで、見渡す限り広大な棚田が広がっています。

 日本で知られた棚田というと、能登半島・輪島の白米の千枚
田、三重県紀和町の丸山千枚田、関東では房総・鴨川の大山
千枚田などが知られていますが、ハニの棚田はスケールがけた
違いです。

 千枚田に比べれば、「兆枚田」といってもよいほど雄大な景観
が始終登場し、その美しさにも圧倒されました。

 偉大な民族遺産ともいえるもので、世界遺産に申請中とのこと
が、うなずけます。

 この棚田を舞台にして、17歳の少女ルオマと、写真家を志す
漢民族の青年アミンとの初恋物語です。

 エレベーターも知らない素朴な暮らしをしているルオマに芽生え
た純粋な恋が、美しい棚田を舞台に展開します。

 素晴らしい棚田の景観と、純朴な恋心がみずみずしく描かれて
いて、心地よい青春映画でした。

 それにしてもハニ族の暮らしは、日本の100年前かそれ以前
同様で、冷蔵庫や洗濯機はもとより、ラジオなどの電気製品は無
く、近くの町への交通手段は、古い小型トラックの後ろに相乗り。
広大な棚田の耕耘(こううん)は牛が主体、田植えも村民共同の
「ゆい」方式です。

 自然とともに生活をするという極めてシンプルな暮らしなので、
いま世界中で問題になっている車や電気などによるCO2の排出
はほとんど無いと思われ、エコロジカルな生活のようです。

 それでも、この棚田の水源の水が減っているようだと、ルオマは
言っていました。先進国などのCO2排出増大に伴う、温暖化や
異常気象が、この地にも及んでいるように思われ、今後この棚田
の維持が出来るのだろうかと心配です。

===========================

☆東京都写真美術館1階ホールで7月27日まで上映中(月曜休
映、月曜が休日の場合はその翌日休映)。

☆上映時刻 10:30/12:40/14:50/17:00/19:00

☆当日料金 一般1800円、大・高1500円、シニア(60歳以上)
        と中・小1000円 
 
 なお、この映画の公式ウェブサイトは以下をご覧下さい。

http://www.ruoma.jp/ 

 首都圏では、千葉市のシネマックス千葉で、6月30日から
上映されます。
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交通事故を目撃

2007-07-11 19:39:04 | 所沢だより
 雨も上がったので今日午後、ウオーキングと買い物をかね、
2時間ほど市内を歩いてきました。

 買い物も済ませて帰途についたら、西武新宿線新所沢駅
西口に近い県道と市道との、信号のある交差点で、自転車に
乗っていたらしい若そうな女性が、交通事故にあったようで、
路上にうつぶせに倒れていました。

 事故は、その交差点を通過しようとして、右折か左折する
自動車と接触したのではないかと思われます。

 その角にあるクリニックの看護師さんが2,3名出ていて、
ほかにも通りがかりの人など数人、心配そうにそばに寄って
いました。
 
 看護師さんが声をかけていましたが、事故にあった女性は
意識がないのか応答しないようで、どんな怪我なのか心配
です。

 間もなく救急車のサイレンが聞こえたので、措置を見るこ
となしに、私は自宅に向かいました。

 私が交通事故にあったのが3か月と少し前でしたが、同じ
ようにご近所の方などに、心配したり介抱していただいたの
だと、その時の様子を想像しました。

 その時、私も脳しんとうを起こして一時的に意識を失った
のですが、幸い後遺症もなく経過しています。

 きょう事故にあわれた方は、血は出ていませんでしたが、
同じようなちょっとした接触事故でも、頭を強打したりすると、
後遺症で長い間苦しむ人がおられるようです。

 あらためて交通事故の怖さを感じ、これからも、特に交差
点では信号が青でも、横断するときには全方向に注意して
から渡らねば、と思いながら帰宅しました。



 

 

 


 
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英国・コッツウオルドウェイ歩行最終日

2007-07-10 23:15:50 | 英国いろいろ
 昨日に引き続き、1年前の今日歩いた、英国・コッツウオルド
ウェイのウオーキング最終日の模様です。

 当日の模様は、すでに昨年(2006年)7月28日と29日の
ブログにて報告していますので、今日は、その時にご覧いただ
いていない写真を選びました。

==========================

 2006年7月10日(月)
 =コッツウオルドウェイ最終コース
  スタントン~ブロードウェイ~チッピングカムデン(16km)=

 この日のスタート地、スタントンの家並み


 スタントンの集落を抜け、見晴らしのよい稜線上を進みます。


 13時過ぎ、中間の都市ブロードウェイに下りました。市内に
あったかやぶき屋根の民家。


 ここで時間をとり、市内を2時間近く観光することにしました。


 その名のとおり、市街の中心を貫く通りは、ゆったりとした
歩道もある幅広い通りです。


 通りに面した民家には、きれいな花を飾っている家も幾つか
見られました。


 市内の観覧を終え、郊外にある大きな塔・ブロードウェイ
タワーに向かって上って行きます。

 振り返り見るブロードウェイの町並み


 これが標高311mの丘陵上ににあるブロードウェイタワー、
1799年の建設で、高さは20mくらいあります。


 タワーの上部にある展望台からの眺め。この日は少し霞んで
いましたが、それでもかなり遠方まで雄大な展望が得られます。


 稜線上のフットパス(歩行者専用の道)を北へ向かいます。
このような羊の牧場も、あちこちで通過しました。


 いよいよゴールが近づき、稜線からチッピングカムデンの町並
みに向かって下って行きます。


 町並みの中心にあるタウンホールのゴールに到着、2年がかり
延べ7日間で、南端のバースから北端のチッピングカムデンまで、
172kmの長距離歩道「コッツウオルドウェイ」を歩き終えました。


 この日の宿は、ゴール間近のThe Volunteer Inn、パブとレスト
ラン兼営の歴史ある宿でした。
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