日本伝説・落人伝説・と言ったような民族学の権威でもある、「武田静澄」この人の、伝説集を読みました。
幽霊・妖怪にまつわる伝説・神通力・親子をめぐる伝説・人生の流転を語る~伝説・・・ 童話集にもでてくる、安寿と厨子王・耳なし芳一・姥捨て山と、言った様な、誰でも知っているお話から~その土地ならではの伝説・・・その、一つ一つは、短い文章で、すぐ読めてしまうが、心の底に ズシンと、響き、あまり、後味が良いとも言えないが・・しかし、そう言ったものばかりでもなく、作者の捉え方で、「アラ、そういう事だったの・・」私は違うふうに思っていたわ・・なんて言うのもあって、結構面白かった。この時期でなかったら、きっと、読めなかった本の一冊です。