「ナナクサナズナ、とうどの鳥が日本の国へ渡らぬうちに、トントンパタリ、トンパタリ」と口遊みながら七草を刻んでいた母の姿が思い出されます。(この歌を唱える事で邪気が祓われ今年一年家族が健康で暮らせますようにとの願いが込められているようです)
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ・春の七草です、が全部揃わなくても、ミツバ・ニンジン・ダイコン葉・梅干など、何でも代用にするのが、我が家流のおカユさんです。
母が、口遊さんでいたあの歌だって、もっと続きがあるのかもしれません。ですが、私は何時もそこで終わってしまうのです。
今朝は、そんな昔を思いだしながら、母のように着物を着、白い割烹着をして、七草粥をつくりました。
お正月で少々疲れ気味の胃には、とっても優しくおさまり、もっと沢山つくるとよかったかな?と思うくらい美味しくいただけました。
昨年十二月は随分色んな事があり、精神的に相当参りました。が、新しい年の始まりです。気持ちを切り替え少々の事には『めげず』に、自分なりに生きてみようと思います。「所詮規格外」と落ち込んでいた私に友人が
「完全無欠なんてあり得ないよ!自分の感性を大切に」と背中を押してくれました。
一人ひとり個性が違うんです。色んな考え方があって当然ですもね・・・
美味しいおカユさんを、食べたら元気になりました。
折角着物を着たのだから、「一服点てましょうね・・・」