『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

鏡開き

2008-01-11 19:45:20 | Weblog


  

 お供えのお餅を神棚からお下げして、私は粒餡のお汁粉にします。
 包丁を使っちゃいけないと、うるさく親に言われていましたが心の中で「ごめんなさい」と謝りながら包丁を使っています。
何故使っていけないのか?この年齢になってもまだ判りません。伝統行事ですからそれなりの訳があるのでしょう・・・きっと、知らない方がよいのかも!!
 この行事が過ぎると、小正月です。(私の家では、女正月と言ってました)。
 松ノ内ガ過ぎるまで、忙しく立ち働く、女の人を労っての行事です。
 普段は、お化粧をしない「おばさん達」が口紅をつけて、綺麗な着物姿でニコニコと別人のようでした。
 もう、半世紀も前の事ですが、今でもその光景が鮮やかに、思い出されます。

 父も母も明治生まれです。一つ一つの行事を、大切にしたんですね!・・。
 年齢の所為でしょうか?妙に昔の事が懐かしいです。