例年より、十日程早く咲き出した、「エゾムラサキツツジ」カサカサに乾いた心に沁みて、泣きたいような気分。それより、二週間くらい早く咲き出したのが「ミムラス」高山ものの所為でしょうか、小さくてとっても可愛い・・・
人間の、勝手な気持ちなんて、関係ないわ・・と言いたげに庭は春になりました。
お花を眺めていると、嫌な事も忘れ ついついお喋りしてしまう。
ヒヨドリがはやく行ってよ・・とけたたましく かん高い鳴き声で牽制している・・・。
そりゃそうですよね!いくら、我が物顔で餌を啄ばんでいても、人間は時として何をするか解りませんもね・・・
「解ったけど、もう少しお花とお喋りさせてよ」とヒヨドリにも、話しかけている。
ふと、清少納言の「枕草子」を思い出す。
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
わたしの大好きな春です。もう、元気になりました。