かずら橋にしても祖谷渓の風景にしても、800年もの昔は想像が出来ないほど観光化されてしまっている様な感じを受けました。が、山々を眺め谷底を見たとき
「ウァッ、やっぱりすごい・・ここでなきゃ落ち延びることは出来なかっただろうな~」と、何とも言えない気持ち!
800年の昔を一寸と垣間見たような・・・
平家の落人が隠れ住んだ祖谷渓は剣山から流れ出る祖谷川が深い山々をV字型に切り込んで流れ断崖絶壁が続く。
渓谷に掛かるかずら橋は落人が考案したと言われる吊り橋でかっての昔敵の襲来時には橋を落としたと言われています。
この吊り橋は野生の”シラクチカズラ”で作られているとのことですが、年々このカズラが少なくなって3年に一度架け替えるのが難しくなってくるのではないか?とガイドの方は言っていました。
現在の、かずら橋の長さ45メートル・幅2メートル・高さ14メートルとのことでした。(国の有形民俗文化財だそうです)
祖谷渓地方には、かずら橋に象徴されるように、屋島での源平合戦に敗れて逃れ最後にこの地にたどり着いた平家一族にまつわる遺跡や伝説が数多く残されています。
また、この地域は、深い渓谷によって、古来他の地域とは隔絶された世界を形成してきたことから独自の文化やエネルギーを感じさせる地域でもあるようです。
(平家伝説の資料から・・・)
またの機会に・・・