『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

  ”行きつ戻りつ・・・”

2011-04-03 15:52:59 | Weblog

 

          
          無惨な姿のエンゴサク             

  どこかで違ってしまったのね・・・切れ間なしにボタン雪が降ってきます。「天からの贈り物」と言います・・・が

  寒いのでもういらない・・・

  せっかくエンゴサクが顔をだしたのにこの姿・・・クロッカスも固い蕾になってしまった。

   4月はじめは、行きつ戻りつの天気です・・・判っている心算ですが、やはり寒いのは嫌・・・

  さすがの、庭のギャングも木蓮の木に止まったまま、体を膨らましてジ~ット雪の止むのをまっている・・・

  山の中を飛び回って居るはずの小鳥でも、ただひたすら、雪の止むのを待ち耐えるしかないのね。

  厳しい自然界、人間だっておなじよね・・・

 

  は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたるの細くたなびきたる

  大好きな”清少納言”の春の章の頭の部分。

  春は来ているのですが、何処かで足踏みして・・・きっと焦らしているのね・・・