10且も半ばになると、辺りは秋色一色です。
まだ木の葉は舞い散っていませんが・・・間もなくあの枯れ葉集めです。今年は一人での仕事なのできっと綺麗にはでき
ないでしょうけど・・・
黄昏・・・今が一番昏いときなのでしょう、身も心も深い奈落の底に落ちて行きそう・・・。
どう足掻いても、悩んでも、自分で解決するしかない・・・判っていても・・・すごく苦しい・・・
人を羨んではいけないと、自分を叱ってみるが・・・。
ただ、可愛いタヌが大きなめをウルウルさせているのがいじらしく「タヌありがとうね・・・」
眠れない・・・今夜もまた時を刻む音に怯えながら夜明けを待つのかな?
何年か前に先輩が送ってくれた「タヌたち」この、物言わぬタヌがどれだけ慰めになっていることか・・・
”みよしのの やまのあきかぜ さよふけて ふるさとさむく ころもうつなり” 参議雅経(さんぎまさつね)の詠みです
吉野の山の秋風に、夜もしだいに更けてきて、都があったこの里では、衣をうつ砧(きぬた)の音が寒々と身にしみてくる
ことだ。と言うような事のようです。
好きな和歌です。