あなた
春の日を待ち侘びていた小さな花々が次々と顔をだします。
庭の中に日長一日這い蹲っていたあなたの気持ち、ほんの ちょっぴり判ったように思う。
エゾノエンゴサクと同じくらい早く咲くチヨノドグサ…可愛いでしょう。
このチイチャな花たちも、あなたが居ないのは判ってると思う…去年はついに咲けなかったから…
この咲いた花の香りがあなたまで届いたら…そうおもった。
雨がふってます…
春の雨は暖かく、そして優しい筈なのに…今日の雨は静かに偲び泣いてます。
悲しいこと、いっぱいあるんだね…
どんなに大きな声で呼んでも、振り向きもしないで…去っていった…
そんなに急がなくても…いいのにって。
まだ、桜も咲かないここだけど…咲いた花と香りを一緒に届けられたら…
そう思ったら、泪がでてきちゃった。
失くした時の胸の痛みは消すことなんて…できない
”住みの江の 岸による波よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ” 藤原敏之朝臣
昨夜は、ほとんど眠れなくって、頭の芯がズキンって…
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む