『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

 頬を撫でる風は肌(み)をさす様に冷たく痛い…やっぱり如月。

2017-02-18 14:51:15 | Weblog

                                                                   2015-6 「露草」

   あなた

 「露草」がヒッソリと咲いています

 花言葉=「尊敬」「懐かしい関係」「恋の心変わり」など。

 露草ってどこにでも咲いている

 道端の隅っこ

 花畑の真ん中にうえても

 何時しか端っこに根を下ろしている

 ただ、どの花ににも邪魔しないように

 自分の居場所でヒッソリと咲いている

 野のはな「露草」。

 

 ストーブは消せないけれど春の様に優しい陽射しが

 カーテン越しに射してくる

 庭の雪が低くなって殆ど「春」の様に見える

 陽の光に誘われ(いざなわれ)外へ出て見る

 驚き!

 頬を撫でる風は肌(み)をさす様に冷たく痛い…

 やっぱり如月

 深呼吸どころでなく

 早々に家に入る。

 

 あなた 

 声は聞こえないけれど

 夢に出てきたね

 わたしが悩んでいたこと判った?…

 ほんとなら、驚かないから来てほしい…