あなた
あなたの前のにある
ローソクに
灯を点しました
ゆらゆら揺れてる
仄かな灯り
幽けきあかり……
今にも消えいりそうで
消えない
一本のローソクの
いのち……
儚さ……
この
泡沫の夢のような
幽けき灯りに
眼を凝らしていると
あなたと行った
四国の
古いローソク屋さんを
思い出す
四国に潜んだ
平家の残党…
「剣山」
「かずら橋」
はたまた
琵琶法師
等など~~…
息を潜めながら
隠れ住んだ
平家の人々……
現在の私たちには
想像もできない
「平家にあらずんば人にあらず」
など
平家の奢りを象徴している様です
が
清盛は実に優しい人であったとも
言われる説もあります
一本のローソクの
命果てるまでの
細やかな刻(とき)
深く考えさせられました
わたしも
やっぱり
淋しいのですね……