ツルウメモドキ
あなた
「ツルウメモドキ」可愛いでしょう… が、今はありません。
昨夜來の雨で、庭に雪はなく、道行く人も傘をさし、ジャボジャボの道な
ので前屈みで歩いている。
この後の凍れが恐い
「どうか病院へ行く日は、ツルツルになりませんように!」って
祈るのみ。
陽も射さずドンヨリト暗い日。
僅かばかり残っている雪も、雨で消えてしまうのでしょう。
”昏いなぁ…”
庭の枯れ木が、なにやらボンヤリと、黒い影のように、淋し気に
身じろぎもせず、何者も寄せ付けない!って言う様に立っている。
風もないのでしょうけど…
微動だにしない庭の木。
わたしも、そんな心境になってみたい。
どんな事があっても、刻(とき)は、一秒たりとも 遅れず過ぎて
行き、
ときには、残酷とも思える 「刻」。
「時間よ止まれ…」と、喚いても平然と狂いなく過ぎていく「刻」
あなた
こんな昏い日は厭。
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