『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

身じろぎもせず、何者も寄せ付けない!って言う様に立っている。「庭の木」

2015-12-11 11:03:41 | Weblog

                             
                                         ツルウメモドキ   

   あなた

 「ツルウメモドキ」可愛いでしょう… が、今はありません。

 昨夜來の雨で、庭に雪はなく、道行く人も傘をさし、ジャボジャボの道な

 ので前屈みで歩いている。

 この後の凍れが恐い

 「どうか病院へ行く日は、ツルツルになりませんように!」って

 祈るのみ。

 陽も射さずドンヨリト暗い日。

 僅かばかり残っている雪も、雨で消えてしまうのでしょう。

 ”昏いなぁ…”

 庭の枯れ木が、なにやらボンヤリと、黒い影のように、淋し気に

 身じろぎもせず、何者も寄せ付けない!って言う様に立っている。

 風もないのでしょうけど…

 微動だにしない庭の木。  

 わたしも、そんな心境になってみたい。

 どんな事があっても、刻(とき)は、一秒たりとも 遅れず過ぎて

 行き、

 ときには、残酷とも思える 「刻」。 

 「時間よ止まれ…」と、喚いても平然と狂いなく過ぎていく「刻」

 あなた

 こんな昏い日は厭。

         


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