しのぶ草
あなた
午前中歯科医院、次々と故障がでてき、本当にもう厭です。
病院の帰り友達に出合い、久しぶりに話し込んでしまいました。
歯の痛いのが楽になり、”ソウメン”がすごく美味しかった…
半端の時間になったので掃除は止め…
こんな時は(一人でよかった)…ってしみじみ思う。
例のごとく炬燵に潜り込んで…
《さらにまた時雨をそむる紅葉かな散りしく上の露のいろいろ》 藤原 忠良
『散った後でも更にまた時雨を染める紅葉であるよ。
散り敷いた葉の上の水滴がさまざまな色に映えている。』
上記の文が、通釈としてありました
《忘れぬや偲ぶやいかに逢はぬまの形見とききし明暗(あけぐ)れの空》 藤原 忠良
『忘れていませんか、偲んでくれていますか。どうですか。
逢えない間の形見とあなたの口から聞きました、この明けぐれの空を。』
同じ詠み人で和歌を判りやすく通釈してあります。
二首とも題は「欠題」とありました。
ですが、この方の”うた”には「しのび草」たくさん出てきます。
「忍ぶ・堪える」をしのび草にかけて詠んでいるのだとおいます。
千年以上も昔の人の優雅さ!…
真似のできることでないだけに…すごいなぁって思います…
どうやら、猛吹雪は此処を避けたようです。
ボンヤリとした薄日ですが辺りを照らしています。
風もなく穏やかな初冬の午後です。
あなた
またね…
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