『夢の小筥』

再び廻り来る事のない、この刻(いま)を、そっと筥に納めてみました。

少しずつお陽さんが翳ってきました。

2014-12-17 15:25:12 | Weblog

                                           

   あなた 

 数年に一度の猛吹雪と言われてるわりには、ここはこの通り風もなく

 穏やかでお陽さんまで顔をだしてます。これからどうなるか判りませんけど…

 隣りのS市から、友達が車できて「丘珠を通ってきたけど、大したことはなかった」って

 でも、ここの雪が少ないのには驚き!って言っていたよ。

 お昼をすまし帰っていきました。

 午前中だけだったけど、久しぶりのお喋り楽しかった。

 雪の多い庭をじっと見てると楽しかったこと夢みたいで、

 淋しさだけが募るよ…

 少しずつお陽さんが翳ってきました。

 今にも雪が降り出しそうな寒々しい空いろになってきました。

 《風さむみ声よわりゆく虫よりも言はで物思ふ我ぞまされる》 詠み人知らず

 補記

 『季節のうつろいにより憔悴する虫と、恋に憔悴する我が身を比べ、

  泣かずに耐えている自分の方が辛さはまさっている…。』

 この様な心で詠んだ和歌の様です。

 千年前の昔から、こんなに優雅な心の内を詠み表現できるって、素晴らしいと思う…

 こんな素敵な和歌を詠めたらって…

 片鱗さえ…見つからない…わたし。

 あなた

 きょうは此の儘暮れる?そんな静かな夕暮れです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

     


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