あなた
庭は
コンモリと雪の山になりました…
鈍いお陽さんが
顔を覗かせています
チラチラって
雪が
ヒトヒラ…
また
ヒトヒラ…
舞ってます
寒くて
外へは出たくない
陰謀により遠国へ流された父に会う為、母と子供たち(安寿と厨子王)は旅立ちます。
その途中、人買いに騙された母子。
母は遊女屋に、子供たちは山椒大夫という男にそれぞれ売られてしまいました。
子供たちは山椒大夫に過酷な労働を強いられます。
このままでは2人とも殺されてしまうと考えた安寿は、
厨子王にお守りとして御本尊を渡し逃がします。そして、
弟が遠ざかっていくのを確認すると、自ら命を断ちました。
逃亡に成功した厨子王は、色々あったけど
御本尊を拝んだことで病に苦しむ妻が回復したという男の助力で、
名字を与えられ国守に任命されます。
出世した厨子王でしたが、母の行方はいくら手を尽くしても分からぬまま。
そんなある日、街の往来で何やらゴニョゴニョ歌う一人の盲老女を見掛けます。
老女は「厨子王恋しや、安寿恋しや」と歌を唄っていました。
その歌を聞くうちに、厨子王の眼から涙が溢れて来ました。
こうして、長い時間はかかったけど、厨子王は母と再会できました。
森鴎外 「山椒大夫」から……
午後
キラキラのお天気になったので
ちょっと寄り道
子供のころ何度も読んだ
「山椒大夫」の
世界を覗きました
やっぱり
哀しい世界……
今の世では
考えられない……
けど~~…
また
違った意味での
哀しい事があるのかも……