1977年公開の角川作品ですから、もう45年も前の話題作です。
原作は森村誠一さんの長編小説ですが、プロットやストーリーは、 映画化にあたりかなり手が加えられたようです。
できあがった作品の方は、 正直とても残念な出来栄えだったと思います。
織り込まれているエピソードがことごとく表層的で唐突感に溢れ、 サスペンスとしてもエンターテインメントとしても全く楽しめるレ ベルに至っていません。 ところどころに登場するワザとらしい演出も逆効果でしたね。
織り込まれているエピソードがことごとく表層的で唐突感に溢れ、
その反面、キャスティングは三船敏郎、鶴田浩二、長門裕之、ハナ肇、夏八木勲、伴淳三郎・・・ 等々錚々たる役者がそろい踏み。 かえって作品の質とのギャップが際立ってしまいました。