大阪市内を歩き回り、時刻は夕方近くになりました。梅雨の合間の晴れという事で、さすがにこの日は蒸し暑いです!それでも懲りずに熱いたい焼きを食べ歩きをする僕です。
阪神本線野田駅を出て、国道2号線の大きな交差点をわたります。そして高速道路の下の大きな道を歩き、一本目の右側に入る細い路地の所に、高級たいやき専門店のなにわ堂さんがありました。人通りが少ないように思いましたが、すぐそばに庶民的なアーケード商店街がありました。
味覚と胃袋をリセットして、高級たいやき専門店のなにわ堂さんの店の前に立ちました。どこの店もそうですが、店の前に立つ前の数歩が緊張しますね。そしてお店のご主人の「いらっしゃい」の一言で、スーッと僕の肩の力が抜けます。早速、なにわ堂さんのたい焼きを注文するわけですが、お店の所に「冷製たいやき」の文字が目に入りました。う~暑い時には冷たい物にかぎるとい思い、このたい焼きを注文しました。
透明な袋に入った白いたい焼きは、いつものモチモチの白いたい焼きとは違います。まだ冷えきっていないけれど、それでも気分だけでも冷たいのでオッケーです。お店のご主人と話をしながら、冷製たい焼きをほうばっていると、「内の店のお薦めは、こちらの温かいたい焼きです」と言いました。今食べている冷製たい焼きは、薄い皮であんこが冷たくて、しっとりした食感が美味しいです。ご主人が。温かいたい焼きがこの店のうりというなら、これは食べない訳にはいきません。当初一匹だけと考えていましたが、まだ胃袋に余裕があるので、なにわ堂さんお温かいたい焼きを、大阪ラストのたい焼きにする事にしました。
それが上の写真のたい焼きです。あんこが透けるくらいの薄皮ですが、このお店の焼型は連式でした。早速食べて見ると、思ったとおりパリッとした薄皮で、これは天然物に近い食感です。それもただ薄いだけのパリット感ではなく、皮の材料にも何かひと工夫ありそうです。中のあんこにしても、最初は甘さ控えめですが、のみこんだ後の喉に感じる甘さがありるので、あんこも随分と工夫がなされていると思われます。ご主人いわく「努力していますからね」との事。それがこの一匹のたい焼に現れていました。確かに、最初食べた冷製たい焼きと温かいたい焼きは違いました。
夏場のたい焼き屋さんは、作るのも売るのも大変です。だから冷たい物で、何とか売り上げUPを試行錯誤しています。美味しいたい焼きなら、汗をかきながら温かいたい焼きを食べる事をお薦めします。
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