以前に池袋にある福義を,、この「たい焼きを探しに・・・」で取り上げました。福義のたい焼きは、業界でも珍しい半自動のたい焼き機を使用していました。ところが最近東京のど真ん中で、全自動で焼きあがるたい焼きがあると聞き、早速行って見ました。
東京駅の八重洲に、大丸があります。地下1階には沢山のお店があり、それに伴って沢山の人が訪れています。その一角に、今回のたい焼き鉄次がありました。たい焼を全自動で焼く訳ですが、いったいどんな方法なのでしょう。と疑問を抱きながら、お店の前に行って見ると、小窓の奥にデカイ機会が置かれていました。そこをよーく見ると、型に生地が流し込まれ、あんこが乗っかっていました。う~ん?でもその形が、何故か丸い・・・。たい焼きって、鯛の形をしているからたい焼きというのでは。ちょっと首を傾げましたが、とにかくその丸い物を買うことにしました。
思った程お客さんが並んでいなく、すぐに買うことが出来ました。考えてみたら、全自動という事で、出来上がるのが早いわけですね。そのたい焼き鉄次のたい焼を見ると、丸の中に鯛の形がくっきりと描かれていました。確かにたい焼き、でも・・・・?お味はというと、薄皮に焼かれた皮の中に、粒あんがギッシリ詰まっていました。ちょっと甘めの、でもくどくない甘さです。和菓子としては凄く美味しいです。
「こんなたい焼きあるんだよ」と話のネタには最高です。でも目を閉じて食べると、何を食べているのかわからなくなるかも?ぜひ口にくわえている丸いたい焼きの、絵柄を見ながら食べることをお薦めします。でもこのたい焼きは、残念と言うべきか、さすがと言うべきか、人の手で焼いたたい焼きと変わらない美味しさです。
※ 2020年8月末に閉店されました。独特な丸い形のたい焼きでした。
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