JR 佐久平駅で長野新幹線の待ち時間を利用して、地元でも有名なたい焼きを食べたいと思います。
佐久平駅から JR 小海線で一駅だけ乗り、隣の岩村田駅で降りました。この距離なら歩いても来れたようにも思えます。小さな駅を出て右方向に歩いて行きます。左の方には浅間山が間近に見え、雪がかかった頂上から少し煙が見えました。しばらく歩くと、いわむらだ本町の屋根がかかった商店街にたどり着きました。この商店街の中に、目的のたい焼き屋があります。いろんな町に行くと、このようなアーケード街があります。でもいつも思うのが、お店が沢山並んでいるのに人通りが少ない。時代の流れといってしまえばそれまでですが、やはり寂しく感じてしまいます。そんな事を考えながらいわむらだ本町商店街を歩いていると、赤い暖簾が眩しいお店が目に入りました。その店の名前は浪花家?そうですこのお店は、東京の麻布十番にある、あの浪花家総本店の暖簾分けのお店なのです。これはもう・・・行きましょう。
いや~浅間山が見えるところで浪花家のたい焼きが食べられるとは、感激というか何か不思議に思えます。赤く大きな暖簾をくぐり、お店に入りました。入り口で浪花家総本店で腕を磨いたご主人が、一丁焼きの焼き型でたい焼きを焼いてました。お店の中で食べられるスペースもあり、浅間山から下りてくる冷たい空気を気にせず、美味しいたい焼きを温かい状態で食べる事が出来ます。
早速一匹120円のたい焼きを注文すると、意外にもすぐに出て来ました。勿論他にお客さんがいないので、待たされる事はありません。麻布十番の浪花家総本店は、注文して場合によっては2時間待ち。それを考えると、佐久のたい焼き好きの方々は幸せです。佐久の浪花家のたい焼きを紙袋に入れて手渡してもらい、僕はあえて歩きながら食べる事にし、お店を後にしました。
冷たい空気に触れながら、温かいたい焼きを食べるのもなかなか美味しい。食べた瞬間、薄皮のパリッとした食感とともに、焼きたての香ばしさが鼻を抜けます。確かにこのパリッとした食感は浪花家総本店と同じですが、その後のやわらかさが僕の記憶では若干違うような?どちらが良いという事ではありませんが、このパリッの後のやわらかさが幅広いお客さんに喜ばれると思います。僕も食べてみて、ほっとする美味しさがあります。中のあんこはこくのある甘さですがそれ程甘ったるくなく、野沢菜漬けと温かいお茶があれば数個いっぺんに食べれそうです。美味しゅうございました。
佐久の浪花家のたい焼きを堪能し、岩村田駅に向かって歩いていると、遠くに佐久平駅前あったJUSCOの建物が見えました。な~んだ!これなら歩いて佐久平駅まで行けそうです。案の定それ程遠くもなく、ゆるい坂を下って行くと、すぐそこに駅が見えました。確かにこんなに近くに大きなショッピングセンターがあると、昔ながらの商店街は寂しくなりますね。
なにかが見つかる広告