みなさんソースカツ丼食べた事ありますか?ソースカツ丼といえば、長野県が有名ですが、実は福島県の会津若松市も、ソースカツ丼が名物です。会津若松市のあちらこちらにソースカツ丼の幟が立っていて、ソースカツ丼マップまであります。そして会津若松市のソースカツ丼は、結構お肉にボリュームがあり、丼からはみ出している物もあります。おまけにお肉が残っていると、ご飯のおかわりを勧めてくるお店のあります。大食いの方には、たまらない町ですね。
そしてもう一つ、ソースカツ丼と言えば福井県を忘れてはいけません。福井県福井市に、ヨーロッパ軒総本店という洋食屋さんがあり、実はここが元祖ソースカツ丼のお店です。このお店の創業者の方が、大正2年にこのソースカツ丼を発表したのが始まりで、それが現在に受け継がれているようです。元祖ソースカツ丼とはどんな物なのか、福井市を訪れて見ました。
真新しい JR 福井駅を出て、県庁方面に歩いて行きました。驚いたのが、福井県庁です。お堀に囲まれていて、福井城跡に建てられていました。そんな県庁 他には無いですよね?そこから大きな交差点をわたり、4本目の路地を右に入っていった右角に、ヨーローッパ軒総本店がありました。よく見ると、名前が凄いですね。ヨーロッパですよ・・・。
お昼12時前の店内に入ると、1階は満席近いお客さんでした。そうすると僕は自動的に、2階の席に案内されました。狭い店内ですが、2階はまだ満席にはなっていません。メニューの種類は沢山ありますが、ここはやはりソースカツ丼のセットを注文しました。
待つこと数分。思ったより早く、ソースカツ丼が登場しました。皆さんの知っているソースカツ丼のカツはどんな物ですか?肉厚でジューシーな豚肉が、サクサクの衣をまとい、キャベツの千切りの上にドーンと並んでいる物ですようね。が目の前にあるのは、薄い豚肉に衣を付けて揚げた物が、丼のご飯の上に数枚のった物でした。正直申しまして、事前に調べていたので、このソースカツ丼は知っていました。だから逆に興味を持ち、食べて見たくなったわけです。
薄いカツには、すでにタレが染みていて、薄っすらと甘辛い味がしました。写真のソースカツ丼と味噌汁の真ん中に、小皿に付けダレがありますが、好みによってさらにこれに付けて食べて下さいと説明がありました。食べる度に、少し付けながら食べました。これはご飯が進みますね。ボリューム感はありませんが、脂っこくなくて食べやすい。ご飯をもてあましそうですが、そこはしっかりと秘伝のタレがカバーしてくれました。
これが大正時代の味としたら、当時は贅沢な西洋料理だった思います。
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