食い倒れの街大阪で、少しお腹に溜まる物が食べたくなり、ぐるぐると歩きまわりました。時々ラーメンのいい香りが・・・道頓堀で有名な金龍でした。ラーメン食べるには、ちょいと暑すぎる。出来たらご飯物がいいと思い、あちらこちら歩いてみました。いまひとつ決め手に欠けていると、道頓堀から大きな通りに出た所に、写真の看板が目に止まりました。カレーか・・・と思いましたが、看板に「高級和牛肉使用」の文字を見つけた僕は、ここにしようと決断しました。がしかし「大阪まで来てカレーかよ」と、心の奥で否定する自分もいました。店の中を覗くと、お客さんが一人こちらに背を向けていました。僕の心の中では、エンジェルとデビルが行ったり来たり?ある意味優柔不断といえばそれまでですが、大阪にこだわる気持ちも捨てきれません。う~数分後、僕はデビルを蹴飛ばし、店の中に入りました。店内にはウェイターさんがいて、昭和の洋食屋さんといった感じでした。
そのウェイターさんが注文をとりに来ました。勿論看板にかかれていたカレーが目当てですが、あらためてメニューを見ると、ちょっとお高いビーフカツカレーがありました。カレーだけでは物足りなく思えたので、ここはふんぱつしてビーフカツカレーを注文。と言っても、高級和牛肉を使用している割りに、お値段はそんなに高くないように思えます。
しばらくして、待望のビーフカツカレーが登場。シンプルなお皿の真ん中に、ビーフカツがドーンと置かれています。カレーもシンプルで、色合いも普通です。早速カレーをスプーンですくって口の中に入れてみると、あっさりとした口当たりでしたが、後から辛さがじわりとわいて来て、味に深みを感じました。これが老舗のカレーかと言わんばかりの美味しさです。その時はまだ、ここのお店が老舗とは知りませんでした。そしてビーフカツですが、中の牛肉が軟らかく、噛むと肉の旨みがジューと染み出てくる美味しさです。これがこのカレーと良く合い、ビーフカツの旨みがカレーの辛さを和らげてくれる感じです。
いや~ホンと食べてよかったです。ここはり重さんは、永く大阪の人々の胃袋を満足させてきた精肉店で、そのお肉を使用しているのならば、これも立派な大阪の味ですね。
今回僕が食べたカレー店は、はり重の軽食レストランで、下の写真の赤と緑の屋根の所です。精肉店をはさんだ反対側には、お座敷のある洋食レストランがありました。下の写真の真ん中から左側に、白い暖簾がかかっている所です。はり重のステーキは洋食レストランで。
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