たい焼きを探しに、東京都墨田区に来ました。
ある日の夕方、東武鉄道で埼玉県草加市から東京の浅草に向かっている時に、ふと脳裏に浮かんだ物がありました。それがたい焼きです。というのも、今乗っている東武線沿線に、たい焼き屋さんがある事を思い出したのです。
但しここで問題が・・・。僕が乗車しているのは、東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の急行電車です。この時に行こうとしているたい焼き屋は、北千住駅と曳舟駅の間の、急行電車が止まらない駅近くにあります。「仕事も終わった事だし、急いで帰らなくてもいいかな・・・」と思い、北千住駅で急行電車から降りて、隣のホームに停車していた各駅電車に乗り換えました。
冬時の日暮れは早く、各駅電車に乗っていると、車窓の外がだんだん暗くなって来ました。そして北千住駅から3つ目の駅の、ホームが曲線になっている鐘ヶ淵駅で下車しました。僕が乗っていたのが、北千住駅寄りの端の車両だった為、改札の出口までが長い事! 鐘ヶ淵駅の改札は、曳舟駅寄りの1箇所しかないのです。
駅を出た時には、既にあたりが暗くなっていました。今回のたい焼き屋は、鐘ヶ淵駅西口からすぐの所にあります。駅から線路沿いを歩いて50mくらいの所に、たい焼きの幟と看板を発見。
時間は夕方5時を過ぎたあたりでしたが、看板の灯りで「空いていてよかった」と思った瞬間でした。
こちらのたい焼き屋さんは、浪花家さんです。最初に説明しますが、店主にお聞きしたところ、あの浪花家さんの暖簾分けのお店です。
お店の中に入り、たい焼きを注文しました。浪花家さんのたい焼きは、一丁焼きの天然物です。僕が訪れたのが平日で、営業時間が夕方6時(18時)までという事もあり、焼いてある物を渡していただきました。でも浪花家さんのたい焼きを、並ばず & 待たずに購入できるのは、僕にとって喜ばしい事です。
お店を後にして、歩いて数分の鐘ヶ淵駅に戻り、上りのホームの椅子に座って食べました。
浪花家さんのたい焼きは、薄皮で中にあんこがたっぷり入っています。焼き立てではないので、薄皮がパリッとしてはいませんが、それでも何となく香ばしさを感じます。そして中に入っているあんこは、食べていて甘ったるくないのがいいですね。そして小豆の風味が感じられ、この薄皮の生地にちょうどいい甘さです。
他のお店もそうですが、浪花家さんのたい焼きは、香ばしさと上品な甘さで、また食べたくなるおいしいさです。
なにかが見つかる広告
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます