おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・  まめやの鯛焼き in 東京都練馬区

2013年07月07日 | たい焼き


 たい焼きを探しに東京都練馬区にやって来ました。今回のたい焼き屋さんは、随分前からその存在は知っていました。というのも、以前東京23区の北を走る東武東上線に乗っていた時、車窓から紫色の大きな鯛焼きの看板が目に入ったのです。和光市から池袋に向かい、下赤塚駅を過ぎたあたりの、進行方向右側にある白いアパート?の壁面に、ドーンとお店の看板が描かれてありました。興味の無い方には街中にある普通の看板ですが、たい焼きに常に目を光らせている僕にとって、偶然とはいえラッキーな瞬間でした。とはいえ、その時は次の東武練馬駅で降りるわけには行かず、あらためて出直す事にしました。
 どうでしょう・・・あれから一年は過ぎたでしょうか。今回練馬方面に行く機会が出来、ちょっと時間があるので、東武東上線から見えたあの看板のお店に行ってみる事にしました。東武練馬駅から川越街道方面に出て、後は線路に沿って下赤塚方向に歩いていけばいいです。左側に100円ローソンが見えて来たら、もう少し先の右側に、まめやの鯛焼きさんがあります。電車に乗っていた時に見た大きな看板と違い、意外にもこじんまりとしたお店でちょっと拍子抜けはしましたが、看板のとおり紫の暖簾と「まめやの鯛焼き」の木の看板は、周囲の静けさの中に大いに存在感があります。

         

 早速お店の中に入ると、いや~これまたびっくり!すぐ目の前でたい焼きを焼いていて、僕が1人立っているだけでも狭く、あと2人・3人入るともうギュウギュウですね?カウンターの奥に女性の方がいて、このお店はここで40年ほど営んでいると教えていただきました。お店の外観からして、多分改装したと思いますが、その年月にも驚かされました。だいぶ前ですが、大阪府堺市美原に、「天然たい焼き まめや」というたい焼き屋さんを訪れた事がありました。こちらのお店もひらがなで「まめや」というので、ちょっと気になりその因果関係を聞いてみたところ、まったく別のようです。そうですよね、ここで40年営んでいるのだから、姉妹店ということはありえませんね。でも焼き場を見ると、天然たい焼き・まめやさんで使っていた進化型の一丁焼きのたい焼き機でした。後になってわかったのは、まめやさんはもともとは煮豆屋さんで、新たにたい焼き屋をやり始めたようです。後日談にせよなるほどね~。だから店内にお豆を使った商品が置いてあったわけですね。
 早速まめやさんのたい焼きを買うことにしましょう。勿論定番のあずきあんを買いますが、お店の入り口にあったボードに「よもぎたいやき」の文字も気になります。ちょっとお腹も空いているので、今日はたい焼き2匹買う事にしました。既に焼きあがっていましたが、熱々の保温状態良好のたい焼きを紙袋に入れ、2匹手渡してくれました。
 東武練馬駅に戻りながら、まずはあずきたい焼きから食べました。しっかりと焼かれた表面の皮のわりに、中の生地はやわらかく、天然物のたい焼きのような薄皮ではなく、かといって連式のようなふわふわの生地でもありません。なんと言うか、ちょっと粗めのマドレーヌ?あくまでも個人的な表現ですが、でも結構食べ応えがある生地です。その生地にくるまれたあずきあんは、甘さ控えめとまでは言いませんが、甘ったるくなく丁度いい甘さです。このやわらかい生地には良い感じでマッチしてます。次に2匹目のよもぎたいやきを食べてみました。見た感じあずきあんと同じ表面の色ですが、中の生地は薄っすらとした緑色です。勿論ですがよもぎの風味も感じられます。そうか、天然物の薄皮だと、このよもぎ風味はうまく出なかったかも?中に入っている餡はあずきあんで、このよもぎの生地にあずきあんが加わると、これはなかなかの美味。まめやさんのあずきあんは、よもぎ生地の方が合っていると思いますが・・?それはよもぎ饅頭が好きな僕の気持ちも入っているせいもあるかも?
 まめやさんのたい焼きは、1匹が思ったよりボリュームがあり、今回あずきよもぎの2匹を食べましたが、結構お腹いっぱいになりました。ご馳走様でした。

 



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