いや~お暑い日が続きます。こんな季節に、たい焼きの話をするのも恐縮です。
下町風情が残る、東京墨田区は京島。電車の駅でいうと、東武線の曳舟駅もしくは京成線の京成曳舟駅が最寄駅になります。曳舟駅の通りから一歩路地に入ると、静かな下町の住宅地です。ビルの隙間からは、東京スカイツリーが見え隠れしてます。場所的に結構近い為、まだ建設途中とはいえ、最初その大きさに驚きました。そしてこんな狭い立地にもかかわらず、ちゃんとイトーヨーカ堂があるんですね。近所の小学生が、友達と道ですれ違いざま「おまえどこ行くの?」と聞くと、「ヨーカ堂」と答えてました。何故「イトーに行く」といわないのか?「イトー」というと、「伊東に行くならハトヤ」になってしまいますよね。って、このCMしってます?何言ってんだか、暑くて頭がオーバーヒートしてるみたい。
イトーヨーカ堂の前を通り過ぎ、次の交差点を渡ってすぐの所に、浪花家京島店があります。「たいやき」と大きく書かれた、こじんまりとした店構え。たい焼きの他にも、おいなりさんなども売っていました。たい焼きを買おうと店に入ろうとすると、自動扉の手を触れるスイッチが壊れているらしく一瞬戸惑いますが、仮設のスイッチが横についているので大丈夫です。本当なら修理するのでしょうけど、下町はこれでいいんです。店の中は、お客さんが数人入ると狭苦しくなるくらいの広さで、年輩のご夫婦が長年営んでいる雰囲気が感じ取れました。「いらっしゃい」とご主人が言うと、僕はすかさず「たい焼き一つ下さい」と返しました。一丁焼きの型は数本置かれていて、時間的に既に焼き終えた状態でした。一匹140円の御代を支払い、紙袋に入ったたい焼きを渡してもらいました。
近くの公園で一休みしながら、浪花家京島店のたい焼きを食べてみました。焼いてから少し時間が経っているせいか、若干たい焼きの皮が硬いかな?でもこの天然物の薄皮のパリッとした食感が凄くいい。そして中の餡子は、甘さを抑えているわりにこくがあり、浪花家総本家のたい焼きの味に近い。でもこのような言い方をするのも失礼かも?浪花家の看板を掲げているのだから、浪花家の味でなくてはいけないはず。とはいえ、聞くところによると、こちらの浪花家さんは、両国にある浪花家本店の暖簾分けのお店らしく、つまり浪花家総本家からすると孫分けになるのかな?逆に言うと、この長い年月にもかかわらず、変わらない味を守り続けて来た事が素晴らしい。そうなると、是非焼きたてのたい焼きを食べてみたくなりました。
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