おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

うどんの概念を変えた、凄いうどんが有った

2009年11月03日 | 和食

 11月に入り、関東では昨日の夜、木枯らし一号が吹き荒れました。そして夜が明け、文化の日の今日は、日差しがあるものの空気が冷たい。こんな夜は、温かい物が食べたくなりますね。手軽に食べられる物といえば、ラーメン・うどん・そばがあげられます。その中で、今日はうどんのネタを取り上げたいと思います。
 東北自動車道佐野藤岡ICを出て、国道50号前橋方向に車を走られました。佐野ラーメンで有名が栃木県佐野市を通りすぎ、国道50号群馬県に入りました。まもなくして、群馬県桐生市に到着。僕も初めて知ったのですが、ここ桐生市うどん店が沢山あり、うどんの街として有名らしいです。
 その桐生市の数あるうどん店の中に、珍しいうどんを出してくれるお店があります。そのお店の名は「ふる川」といい、10台くらい止められる駐車場がある、街中の小さなうどん屋さんです。僕が到着したお昼には、既に満車に近い状態。なんとか僕の車が入るスペースが一台だけ有り、運がいいというか、逆にこんなに混んでいることにビックリです。その後も引っ切り無しに、車が駐車場に入ろうとしますが、溢れた車は第二駐車場にGO。数十分待ち、やっとの事で席に座りました。
 店内はそれ程広くなく、和風つくりのこの薄暗さが、いかにもうどん屋さんといった雰囲気です。メニューには勿論うどんが沢山有りましたが、今回のお目当てはここの名物のひもかわうどんです。さてひもかわうどんとは、皆さんどんなうどんなのか想像できますか?と言っても、すでに上に写真を載せているので、そのうどんの正体は分かりましたね。えっ!これうどんでないだろう・・・・確かにどう見てもうどんに見えませんね。それなら箸で持ち上げてみましょう。

          ふる川

 う~どうですか・・・・これでもうどんに見えませんね。これはふる川さんオリジナルの、幅約9cmひもかわふどんです。以前はもうすこし細かったらしいですが、ご主人の考える「うどんの美味しい太さ」を追求した結果、この幅にたどりついたとの事?と以前テレビで言ってました。初めからこれがうどんといわれると、いまいち納得いきませんが、だんだんと幅広くなってしまったのなら仕方ないかな。
 ひもかわうどんのメニューも豊富で、冷たいひもかわ温かいひもかわが選べます。今回僕がたのんだのは、温かい鴨汁のひもかわでした。この幅9cmのうどんを箸ですくい上げる訳ですが、ご覧のように広く長くツルツルで、とてもこれ一本を一回で一気に食べきれません。適度に切っても、うどんのようにズルズルと食べられない。常連さんならうまく食べられると思いますが、初めての人は結構大変です。食べなれた頃、ひもかわうどんをズルズルすすってみたところ、喉の奥でカッポッと滑稽な音を出しながら入って行きました。はじめ見た時、意外と量が少ないと思って食べていましたが、一枚一枚楽しみながら食べた為、食べ終えるまで時間がかかりました。
 味もいいし食べる楽しさもあり、混雑している理由がわかりました。 

 

 

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