政務活動費(7) 醜態(しゅうたい)(2)
加茂忍議員の場合(つづき)
問題の旅行で、天草キリシタン館に立ち寄った際、400万に目の入館者として地元のTVや新聞のニュースになってしまい、馬脚があらわになりました。
当日のことを天草キリシタン館の館長は「久しぶりに夫婦で旅行に来ましたとおっしゃってました」と証言する。しかも、職業は不動産業だと偽る。なぜ議員であることを隠さなければならなかったのか。
加茂県議のいうように、観光資源、文化遺産の調査研究であるなら、なおさら県議であることを明示し、視察の意図を明らかにしなければならないのではないか。
山岸一夫氏(加茂議員の元秘書)の証言
視察旅行の後、加茂議員は次のように言っていたと暴露証言。
「今回の視察は本当に楽しかった。着いたその日にゴルフに接待してもらって、しかも、旅費は県から出ているし、日当までもらっているんだ」。
あまりにも情けない、公僕としての欠片もない、こんな議員は許せない。しかも、年間600万円の政務活動費はそっくり妻に預けていた、というに至っては開いた口が塞がらない。
さらなる疑惑は、インドネシアを「文化遺産保存調査の視察旅行」(政務活動費を利用した私的旅行の意味が色濃いと、私は思うのだが…)の際に購入した絵画16,000を政務活動費に計上し、これを指摘され、「間違った」として返還している。
5期20年に渡る議員生活で、政務活動費の使い方が、私的流用に当たることを意に介さないような発言(紙面の関係で詳しく述べられませんが…、例えば出張先の選定について、「自分で行きたい見たいというのがあるわね、個人的に」など憤りを感じます。
次に「切手大量購入についての疑惑」を述べます。
購入額は原吉三県議・141万円、岩谷英雄県議・121万円、梶谷忠修議長66万円で、3人で328万円が政務活動費として計上しています。 (つづく) 2015.3.4
(昨日の風 今日の風№23)