2019参院選 だれに投票したらいいのか
議会制民主主義は数が問題だ。
政策に多少の問題があっても、大概の問題は数で押し切ることができる。
政策が大切なのではない、議席数の多いか少ないかが問題なのだ。
パスカルはパンセの中で次のように言っている。
「正義は力なり、力なきもの正義にあらず」
社会すべての成り立ちが、
パスカルの言う「力の原理」に基づいて動いているわけではないが、
ある程度の真実を言い当てている。
与党と野党の議席数は拮抗していたほうが、より多くの議論を尽くし
政策に反映することができる。
一票の価値は、貴重であると私は思っている。
投票してもしなくても社会は変わらないというのは、大きな間違いだ。
選挙権は私たち国民の権利であり、義務でもある。
権利を放棄し、義務を行使しない人に、
政府を批判する資格はないと、私は思っている。
自分の選挙区にどんな人が立候補しているのか、
その人たちがどんなことを政策に挙げているのかぐらいは
あふれるほどの情報の中から集めることはできる。
その上で、自分はどんな社会を望むのか、
どんな生活をしたいのかという自分の思いに沿った候補者を選べばいい。
一票の重みを軽くあしらうことは、
自分の生き方をいい加減に考えるに等しいと私は思います。
私たちはテロリストではない。
一人の人間が一人の政治家を倒しても何も変わらない。
国民一人一人の総意が、大きな力となって社会を変えていく可能性を託して、
棄権をしないで、投票しよう。