この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

今クールのお薦めドラマは?

2020-01-21 23:13:41 | テレビ
 前クールは自分の人生の中でこんなにテレビドラマを見ることがあっただろうか、というぐらいテレビドラマを見ました。
 月曜日の『シャーロック』から始まり、、火曜日の『まだ結婚できない男』に続き、水曜日の『同期のサクラ』、木曜日の『おいしい給食』、土曜日の『絶対マネしないでください』、そして日曜日の『いだてん』、実に一週間に計6本!
 我ながらよく見たなぁと感心してしまいます。

 では今クールは何を見ているかというと前クールの反動でしょうか、何も見ていません。
 予告や番宣を観てもあまり食指が動くドラマがなかったんですよね。
 ただ、一本もドラマを見ないのはさすがにちょっと悲しいなと思って、録画されているドラマの中から面白いものはないか、探してみました(こういうとき全録レコーダーは本当に便利です)。

 今クールはやたら病院を舞台にした医療もののドラマが多いです。
 もしかしたら中には傑作ドラマがあるのかもしれませんが、似たような企画ばかりだとそれだけで見る気が起きなくなります。
 ひねくれ者でゴメンなさい。

 というわけで医療もののドラマを除いた中で何となく面白そうと思って見始めたのが『ランチ合コン探偵~恋とグルメと謎解きと~』です。
 山本美月扮する謎のOLがランチ合コンの間に様々な謎を解き明かすというライトミステリーです。
 まぁまぁ面白いけど、絶対的にお薦め!!というわけではありません。

 ではお薦めドラマはないのかというとないことはないのです。
 そのドラマとは『面白南極料理人』
 これがもう超絶的にに面白いのです。
 一話目を見てはらわたがねじれるかと思うぐらい笑わせてもらいました。
 このドラマ、実は原作があって、その原作を元にした映画が2009年に堺雅人主演で製作されているのですが、映画ってどうやらかなりマイルドに脚色されているようですね。
 映画を見てここまで爆笑した記憶はないので。

 先ほど、お薦めドラマはないことはないと奥歯にものが挟まったような言い方をしましたが、それには理由があります。
 このドラマ、福岡では今年の1月からの放送なのですが、大阪や東京などではとっくの昔に放送が終了しているのです。
 東京や大阪に憧れるものはありませんが、こういうときは羨ましいなと思っちゃいますね。

 そうそうところで19日から放送が始まった『麒麟がくる!』、自分は戦国武将の中で明智光秀が一番好きなので見続けるつもりでしたが、何だか合わなくて開始5分で見るのを止めちゃいました。
 見切るのが早すぎ、でしたかね?笑。
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こんな感じの週末でした。

2020-01-20 20:35:06 | 折り紙・ペーパークラフト
 土曜日は映画を二本観た後映画のお茶会に参加しました。
 新年最初のお茶会だし、昨年観た映画のベストワン、ワーストワンを発表する場でもあるので、それなりに出席者はいるんじゃないかと思いきや、開始したときは自分と主催のうめさんしかいませんでした。
 う~~~む、出席率悪し、、、って自分がよすぎるだけなんですけどね。笑。

 それでも事前投票もあったので映画のお茶会の2019年総合ベストワン、ワーストワンの作品は決まりました。
 映画のお茶会総合ベストワンは『ジョーカー』!
 そしてワーストワンは『イソップの思うツボ』でした。
 まぁ納得の結果ですね。
 自分はあまり『ジョーカー』は好きではないですが・・・。

 翌日曜日は折紙探偵団九州友の会の例会でした。
 講習会の講習作品はこれ。


   

 今年の干支である《ネズミ》です。
 正直この写真だとあまり可愛くないですが、講師の先生が作ったヤツはすごく可愛かったですよ。
 自分なりにアレンジしたのと、あとネズミと言えば当然ねずみ色(灰色)で折るべきだろうと考えたのがよくなかったですね。

 それともう一つタイトル不明の作品。


   

 折り紙はパズル的な側面があるのですが、この作品は特に傾向が強いですね。
 同じパーツを5つ作るのは結構大変でしたが、それだけ苦労した甲斐のある作品でしたよ。

 こんな感じの週末でした。
 それにしても自分には友だちと呼べる存在は一人もいないのに、どうして毎週毎週いろいろと忙しいんだろう・・・。
 我ながらちょっと不思議です。
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期待しなければそこそこ面白い『エクストリーム・ジョブ』。

2020-01-19 23:24:07 | 新作映画
 イ・ビョンホン 監督、リュ・スンリョン主演、『エクストリーム・ジョブ』、1/18、KBCシネマにて鑑賞。2020年6本目。


 なぜ『エクストリーム・ジョブ』を観に行ったかというと、(韓国)歴代興行収入No.1という謳い文句に惹かれたから、というのもあるのですが、KBCシネマのポイントカードがたまっていて、早くカードを利用したいという思惑もありました。
 しかし映画館のチケット売り場でそのカードをスタッフのおねーさんに差し出したら、無情にも「お客様、このカードは使用期限が過ぎています」と言われました。
 KBCシネマのポイントカードって使用期限があったのか。。。
 結局現金を払って観ることになりましたとさ。とほほ。

 さて、『エクストリーム・ジョブ』ですが、「面白いかどうか?」と聞かれたら、間違いなく「面白い映画だ」と自分は答えるでしょう。
 しかし、、、(何も知らずに)この作品が韓国歴代興行収入No.1だと聞かされたら、え?そうなの?と聞き返すでしょうね。
 
 確かに、解体寸前の麻薬捜査班が張り込み捜査のためにフライドチキン店を始めたら、予想外に店が繁盛してしまって捜査どころではなくなってしまう、というプロットは面白いと思います。
 でも全体的には低予算臭がプンプンする作品なんですよね。
 クライマックスではそれまでの憂さを晴らすかのようなアクションシーンがあるのですが、そのアクションの見せ方もお世辞にも上手いとは言い難くて・・・。

 もし韓国歴代興行収入No.1と聞かされずに見ていたら、これは拾い物だな!面白い!!と思ったでしょうが、No.1と聞かされてから見ると、え?これがNo.1なの?としか思えなくて・・・。
  まぁそれを言うなら邦画も歴代興行収入No.1の実写映画は、え?これがそうなの?としか思えない作品ですけどね。笑。

 何事も過剰な期待は禁物です。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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やっぱりリメイクはダメだと思った『ペット・セメタリー』。

2020-01-18 21:18:14 | 新作映画
 ケヴィン・コルシュ/デニス・ウィドマイヤー監督、ジェイソン・クラーク主演、『ペット・セメタリー』、1/18、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2020年5本目。


 土曜日は映画のハシゴをしました。
 一本目はスティーヴン・キング原作の『ペット・セメタリー』で、二本目は韓国歴代興収ランキング第1位の「エクストリーム・ジョブ」を観ました。
 ただ、本当は一本目は『ペット・セメタリー』ではなく、『ジョジョ・ラビット』を観るつもりだったんですよね。『ジョジョ・ラビット』はムビチケも購入していましたし。
 それがなぜ『ペット・セメタリー』を観たかというと、使用期限が二月末までの割引観賞券を持っていたからです。
 せっかくだから使わないと勿体ないと思ったのもあるし、『ジョジョ・ラビット』の方は来週久留米で観てもいいや、そう思ったのです。

 一応『ペット・セメタリー』も気にはなっていました。
 スティーヴン・キングの原作は未読ですが、旧作の方は印象に残る作品でした。
 ただ怖いというだけでなく、愛する者を甦らそうとする行為は愚かではありますが同時に物悲しいものがありますよね。
 あの旧作をどうリメイクしたのか、興味があったのです。

 とはいえ、元々リメイクに良いイメージは持っていませんでした。
 リメイクをするのは元となるオリジナルがそれなりに人気があって、出来がよいからですよね。
 出来の良いオリジナルを作り変えたら出来の良くないものになるのは必然のような気がします。
 実際オリジナルを越えたリメイク作品って見た記憶がないですし、、、何かありましたっけ?

 そこまでリメイクに対して冷めた見方をしているならいっそリメイク作品は見なければいいのですが、それでもいつかオリジナルを大きく超えるリメイク作品も現れるかもしれない、そう期待してしまうんですよね。
 そんな期待をしながら観たリメイク版『ペット・セメタリー』ですが、やっぱりダメでした。
 リメイクする以上はオリジナルとは別のものにしなければいけない、作り手はそう考えたのでしょうが、別のものを造ろうとして出来たのがこれかい、と言いたくなりましたよ。

 新旧の『ペット・セメタリー』では当然差異があるのですが、一番の違いはオリジナルでは蘇るのが末っ子のゲイジであったのに対し、リメイクでは蘇るのが長女のエリーであることでしょうね。
 末っ子だろうが、長女だろうが、子どもに違いは無し、ストーリーも似たようなものだろうと思われるかもしれませんが、これが大きく異なるんです。特にラストが。
 
 ネタバレになって恐縮ですが、エリーはどうやって母親の体を引きずってあの枯れ木の山を越えたっていうんですかね?
 それに母親はどれぐらいの時間あの土地に埋められていたんでしょうか。
 何となく2、3分で蘇ったんじゃないかって思いましたけどね。
 そんな簡単に蘇っちゃうものなんですかね?
 前半はそんな感じじゃなかったですけれど。

 ともかくリメイク版『ペット・セメタリー』は全くダメだったので、しばらくリメイク作品を見るのは止めようと思います。


 
 お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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コンサートがいっぱい🎵

2020-01-17 23:33:27 | 音楽
 いろいろと紆余曲折があったけれど2月8日にヤフオク!ドームで行われるPerfumeのコンサートに行くことにしたということはすでにブログに書きました(こちら)。
 紆余曲折というのは大袈裟かな。
 ただ行くかどうか、かなり迷ったというのは本当。
 チケット争奪戦に出遅れたので、チケットは取れてもいい席は望めないだろう、そう思ったんですよね。
 最終的にコンサートに行くことにしたのは2月に「これ!」といった予定が一つもなかったからです。
 やっぱり、予定が一つもない一ヶ月を送るのは耐え難いものがありますから・・・。

 けれど、今になって少しだけ後悔している自分がいます。
 Perfumeのことが嫌いになったとか、そういうわけではないのです。
 ただ、Perfumeのコンサートのチケットの申し込みをした後で、他の気になるアーティストのコンサート情報を耳にしたので、そっちにしとけばよかったかなぁなどと今さらながら的なことを考えているのですね。

 気になるアーティストというのはまず一人目はスガシカオ。
 スガシカオのコンサートが4月9日に福岡、4月10日熊本で行われます。
 これもねぇ、かーなーりー行きたかった。
 というか今でも迷ってます。
 なぜ迷っているかというと、両日とも平日なんですよ。
 そしておそらくはスタンディングライブ。
 これが週末に行われるライブだったら、、、いやせめてスタンディングライブじゃなかったら、、、って思っているんですが、どーしよっかなぁ、マジで迷う。。。

 スガシカオのライブの件だけでめっちゃ迷っているところに別のアーティストのコンサート情報が舞い込んできました。
 そのアーティストとは渡辺美里!!
 何と渡辺美里のコンサートが3月29日、他でもない鳥栖市民文化会館で行われるんです。
 これはもう、行くしかないだろうと思って申し込んじゃいました。笑。

 さらにさらにここにきて岡村靖幸のコンサート情報まで飛び込んできました。
 岡村靖幸のコンサートは4月11日熊本、5月2日福岡で行われます。
 こちらは両日とも土曜日です。
 岡村靖幸の名前を耳にしたとき、うわっ、懐かしい!って思っちゃいました。
 昔好きで、確かサードアルバムまでは購入してましたよ。
 あまりに懐かしすぎて行ってみたい、、、って岡村靖幸のコンサートまで行ってたら破産するっつーの!!

 でも未だに迷っている最中です。。。
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最近地上波放送で見た映画三本。

2020-01-16 21:10:14 | 旧作映画
 本文に入る前に。
 先日の記事で『シライサン』は劣化版『リング』だ、というようなことを書きました。
 その感想は今でも変わっていません。
 ただ、こちらのサイトによると、『シライサン』は原作の小説が映画を補完する内容らしく、どうも小説を読まない限り映画の最終的な評価も下せそうにないのです。
 原作を読まない限り映画の評価が下せないというのは根本的に映画としてどうなのか、とも思いますが、とりあえず手元にその小説はあるので、まずは読んでみたいと思います。

 さて、去年ブルーレイレコーダーを購入したのですが、そのレコーダーが全録なので(超便利!)、暇なときは地上波で放映されていた映画を見ています。
 正月休み、三連休と休みが続いたので、その間に見た三本の映画の簡単なレビューを書きたいと思います。

 まずは藤原竜也主演の『僕だけがいない街』
 もうね、超絶的につまらなかったです。
 犯人が出てきた途端、あ、コイツが犯人だな、と思ったのですが、さすがにそれはストレートすぎるだろう、と自分で自分の直感を否定したら、やっぱりソイツが犯人でした。ストレートすぎるにもほどがある。
 犯人と思しき男の車に一緒に乗り込んで、橋の上で停まった車から犯人と一緒に降りて、犯人の手で端の上から投げ落とされる主人公の思考回路にはちょっとついていけそうにないです。
 藤原竜也主演映画は10年ぐらいは見るのを止めておこうと思いました。

 お次は木村拓哉と長澤まさみのW主演の『マスカレード・ホテル』
 キムタクが連続殺人事件の犯人を取り押さえるところまではなかなか面白いじゃん、って思ってたんですよ。
 犯行予告をした結果、警察に捕まってしまう犯人は間抜けと言えば間抜けですが、おそらく犯人は完全犯罪をすることに酔っていたのでしょうね。
 その心理はわからないではないです。
 ただ、事件解決後、殺人事件を通じて知り合った二人が、いつかの再会を予感させる、そんなロマンチックな終わり方だろうと思いきや、いきなり慰労会を始めたのにはビックリしました。
 余韻もへったくれもありゃしねぇ!!!

 三本目は二月に続編が公開される『スマホを落としただけなのに』
 何て言うか、ツッコミどころが多々ある映画でした。
 まずタイトルに偽りありですよね。
 すべてはヒロインの彼氏がタクシーにスマホを忘れたことに端を発するのですが、あくまで彼氏はスマホをタクシーに置き忘れただけであって、落としたわけではないんですよね。
 小さいことですが、ちょっと気になりました。
 まぁ今のはちょっと気になったことですが、かなり気になることも多々ありました。
 物語の終盤、ヒロインは自殺した親友に成り代わっていた、という衝撃の真相が明かされるのですが、成り代わっていた理由は彼女に多額の借金があったためでした。
 しかしその借金は親友がヒロインの名義でこさえていたものなんですよ。
 そうすると親友自身も借金を負っていたと考えられるので、成り代わる理由が無くなっちゃうんですよね。
 まさか親友の名義で借金しておきながら、自分は借金ゼロってわけはないでしょうしね。
 それにヒロインは親友の顔に整形までしちゃってるわけですが、その整形費用代はどこから捻出したんでしょう?
 借金まみれのはずなのに。
 っていうか、整形した顔が北川景子であるわけですよ。
 北川景子の顔になるためにはいったいいくら必要なのか・・・?
 100万円で北川景子の顔になれるのであれば、その美容整形外科の前には北川景子の顔になりたい女性で長蛇の列が出来るでしょう。
 1千万円かかるのであれば、それだけのお金を用意出来るのであれば、やはりヒロインは他人に成りすまして生きる必要がないような?
 今挙げた疑問はもしかしたら原作を読めばわかるのかもしれませんが、原作を読むつもりはさらさらないですが。

 たまにでいいので、「これは面白い!」というような未見の映画を地上波のテレビで放送して欲しいものです。
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初心者にお薦めのホラー映画五選。

2020-01-15 23:49:18 | 旧作映画
 先月の映画のお茶会の忘年会で、出席者のIさんが最近になってホラー映画を観るようになった、と言っていました。
 Iさんによると最近観た作品では『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』がOKで、『ブライトバーン/恐怖の拡散者』がNGだそうです。
 なるほど、と思わなくもないです。
 『ブライト~』は直接的な激痛描写がきついですからね。
 というわけで、今日は初心者も安心して見ることが出来る(かどうかはよくわからない)ホラー映画を5本、紹介させてもらいます。

 まずは何と言ってもこれ、みんな大好き『フレイルティ― 妄執」です。
 ホラー映画をあまり見ないという人にはまずこの作品を薦めていますが、実際見てもらって「面白くなかった」と言われたことはないですね。
 一つ難を言えばジャンル的に純粋にホラーと言えるかどうかわからない、ということですかね。
 厳密に言えばオカルトスリラーになるのかなぁ・・・。

 次にお薦めさせてもらうのは才人ジェームズ・マンゴールド監督の『アイデンティティー』です。
 自分はホラー映画を見るとき、恐怖以外のプラスアルファを求めます。
 恐怖に加えて、感動だったり、驚きだったり、絶望だったり、、、単に不死身の殺人鬼が出てきて人を殺しまくるだけ、なんていう映画は退屈で仕方がありません。
 では『アイデンティティー』に何があるかというとホラー映画史上最大のどんでん返し、、、ですかねぇ。
 この結末は誰も読めないと思います。

 どんでん返しと言って忘れてならないのは『エンゼル・ハート』ですね。
 ホラー映画としての完成度は高いものがありますが、グロ描写が若干きついのでその点は注意です。

 なぜ映画について語るのか、それは単純に語りたいからというのがまずありますが、それと同じぐらいその映画について誰かと語り合いたい、という欲求もあります。
 語り合いたい系ホラー映画No.1といえば個人的に『トライアングル』です。
 この映画を見終わった後は、これってどういう意味なの?どういうことだったの?と誰かと語り合いたくなること必至です。

 最後に紹介するのは少し趣向を変えて『タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』です。
 もうね、最っ高ーに楽しいホラーコメディです。
 何度見てもケラッケラ笑えます。
 一つ難を言えばレンタルがツタヤにしか置いてないことでしょうか、、、逆に言えばツタヤには間違いなく置いてあると思います。

 というわけで初心者にお薦めのホラー映画五選でした。
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いろいろなことが気になった『シライサン』。

2020-01-14 23:36:36 | 新作映画
 安達寛高(乙一)監督、飯豊まりえ主演、『シライサン』、1/11、Tジョイ久留米にて鑑賞。2020年4本目。


 さて、初めはどうなるかと思った映画・演劇武者修行の旅もこの「シライサン」でようやく終わりを迎えます。
 本当に無茶しますよね!とか、まるで修行ですね!と人から言われるような映画の見方をしているのですが、別に自分としても好きでそんな映画の見方をしているわけではないのです。
 出来れば一日に観る映画の本数は多くても二本ぐらいに留めたい、そう思ってはいます。
 しかし、この週末に公開された『フォードVSフェラーリ』、『パラサイト 半地下の家族』、そして『シライサン』、そのどれかの鑑賞を来週に回そうと思っても、来週は来週で『ペットセメタリー』と『ジョジョラビット』の公開が控えているわけです。
 そのすべてを観ようと思ったら、結局どこかで無理をせねばならず、無理をするのであれば三連休の初日が一番都合がいいのですよね。
 まぁそもそも映画のために無理をする必要はないだろうという話なのですが。笑。

 さて、この『シライサン』、予告編を見ても、ありがちなJホラーっぽくてまったく観る気が起きません。
 こんなことを言うのもなんですが、『パラサイト』ではなく、『シライサン』を優先的に観る人がいたら、この人は何を考えているのだろう?とすっごく理解に苦しみますね。

 と言ってる自分がこの日観た三本の映画の中で『シライサン』のムビチケを一番最初に購入した、つまり三本の映画の中で『シライサン』が一番観たい映画だったわけです。

 なぜ予告編を見てもそそられない『シライサン』が一番観たい映画なのか?
 理由は単純、監督である安達寛高(乙一)とは彼の小説を通じて長い付き合いがあるので(注:一方的な付き合いです)彼の商業長編映画デビュー作を観に行かない、という選択はなかったのです。

 で、実際観ての感想はというと、、、ネットでのレビューでも同様の感想を多く見かけるけど、一言で言えば『リング』の劣化版のコピーでしたね。
 予告編から想像される通りのありがちなJホラーでした。

 自分が乙一の小説のどこら辺が好きだったかというと、よくこんな設定を思いついたな!とか、よくこんな展開を思いついたな!とか、そういった、常人では決して思いつかない、奇想天外さでした。
 彼の『GOTH』を初めて読んだときはハンマーで頭を思いっきりぶん殴られた時のような衝撃と、真剣で身体を真っ二つにされた時のようなキレを感じたものでした。
 しかしこの『シライサン』からはそういった奇想天外さや衝撃やキレの良さは感じませんでした。
 代わりにあったのはいくつものツッコミどころかなぁ。

 この手の感染系のホラー映画では呪いの発動条件がありますよね。
 『リング』だと呪いのビデオテープを鑑賞することで、『呪怨』だと伽耶子の棲む家を訪れることです。
 ではこの『シライサン』の発動条件はというとシライサンのことを話題にすることなのです(そしてその話を聞いた者はすべて呪いにかかり、三日ごとに呪われた誰かがシライサンに殺される)。
 発動条件のハードル、低っ!と思いましたよ(まぁ『リング』も『呪怨』もそんなにハードルが高くなかったですが)。
 そんなに簡単に呪われてしまうと逆に呪いが広範囲に広がらないと思うんですけどね、潜伏期間のない伝染病と同じで。

 そもそも最初にシライサンの怪談を披露した男は、小学生の頃に近くに住む民俗学者からシライサンのことを聞き、日記にそのことを書くのですが、大人になって久しぶりに日記を読み返し、シライサンのことを思い出すのです。
 ちょっと待て。
 なぜ男は10年以上もの間シライサンに襲われなかったんだ?
 もしかしたら答えのある疑問かもしれませんが、作中で答えは提示されません。
 小説を読めばわかることなのかな。

 他にも目が不自由な人だと呪いにかかるのかどうかとか、呪いにかかった二人がシライサンを中心に反対方向から見たらどうなるかとか、いろいろ気になることや疑問はあるのですが、一番それはどうかと思ったことは、シライサンが自分のことを「シライサン」って自称することですね。
 シライサンのことを第三者が「シライサン」って呼ぶのはわかりますよ。
 でもシライサン自身が「シライサン」って自称するのは明らかにおかしい。
 「お前は誰だ?」と問われたら、「シライ、、、ユキエ」とか「シライ、、、エミ」とか、苗字プラス名前で答えるのが普通でしょう?
 それなのにどうしてシライサンは「誰か?」と問われて、自分の名字に「サン」付けで答えるんですかね?
 もしかして敬称としての「サン」ではなく、名前が「サン」なんでしょうか。
 そちらの方がよっぽど納得出来るんですけどね。

 というようなどーでもいいような疑問が次々と頭に浮かんで、観ていても作品に没頭することは出来ませんでした。
 細かいことが気にならない方は作品に没頭出来て、より楽しめ、より恐怖することが出来るのかもしれません。


 お気に入り度★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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映画を二本観た後で、、、

2020-01-13 21:37:25 | 演劇
 土曜日は映画を二本観た後で、久留米シティプラザ Cボックスで行われた飛ぶ劇場の41回公演『ハッピー、ラブリー、ポリティカル』を観てきました。

 初っ端言い訳をさせてもらうと『ハッピー~』を観る時点で疲労度がピークに達していました。
 なので、最前列に座っていたというのに公演中、何度もウトウトしてしまいました。
 大変すみません。
 役者の方の集中力をそぐことになってないといいのだけれど・・・。

 というわけで、自分は本作を評価する資格がないと思うので本作の総合評価はしません。
 代わりに雑感をちょろっと書きます。

 本作はタイトルからもわかるように政治的なお話です。
 といっても国政や市政、県政といったスケールの大きなものでなく、あるマンションのある投票についてのお話です。
 その投票というのは、マンションの隣りにある空き地に児童福祉施設が作られることに賛成か、反対か、というものです。
 確かにそれもポリティカルな議題ではありますよね。
 そしてこの演劇の中で起きているエピソードの多くは劇団を率いる泊篤志氏の実体験なのだそうです。
 つまり泊氏の住んでいるマンションの隣りの空き地に児童福祉施設が建設される計画が実際に持ち上がり、その計画の是非を問う投票がマンションの管理組合で行われたのです。

 皆さんだったらどちらに票を投じますか?
 自分がマンションに住んでいて、その投票で賛成票を投じますか?それとも反対票を投じますか?

 自分だったら、まず間違いなく賛成票を投じますね。
 反対する理由がないからです。

 しかし現実には反対票が過半数を占め、計画は白紙になったとのことです。
 反対票を投じた方曰く、子どもがうるさい、風紀が乱れる、そのような施設が隣りに出来るとマンションの資産価値が下がる、etc。
 ちょっと、、、寂しい話ですよね。

 確かによる子どもたちが騒いで眠れなくなったら困るけれど、それはその時話し合えばいいことだと思うのですが・・・。
 結局突き詰めれば政治も他人に思いやりを持てるかどうかなのだと思いました。

 雑感になってないですね、すみません。
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面白いとは思ったけれど好きではない『パラサイト 半地下の家族』。

2020-01-12 20:11:03 | 新作映画
 ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演、『パラサイト 半地下の家族』、1/11、Tジョイ久留米にて鑑賞。2020年3本目。


 『フォードvsフェラーリ』が終わってから『パラサイト 半地下の家族』が始まるまで二時間近くありました。
 なぜそんなに待ち時間があったかというと、どうスケジュールを組んでも、朝一から観始めても夕方演劇が始まるまでに3本映画を観るのは無理で、2本だとやたらと間が空いてしまったんですよね。
 その待ち時間の間に少しでも体を休めようと車の中で仮眠を取ろうとしたのですが、これがビックリ!!
 日差しが暑くて眠れない!!
 1月に車の中で寒くて眠れないというならわかるのですが、暑くて眠れないってどういうことだよ、と思わずにはいられませんでした。
 結局、1本目の時と同様、結構ふらふらふらのふらダンスの状態で観に行ったのですが、、、いやぁ、面白かったですね。
 面白い映画というものは例えどんなにふらふらの状態で観ても面白いということが自分の中で証明されました。

 繰り返しますが、面白いとは思ったんですよ。
 良く出来てるなとも思いました。
 カンヌ映画祭でパルムドールを取るのもそれなりに納得しました。
 カンヌが求めるものと本作のテーマ性が一致したのでしょう。

 ただ、好きかどうかと聞かれたら、あんまり好きではないかな。
 愚かな人たちが一時は這い上がれたように思えても、最終的にはその愚かさゆえに奈落の底に落ちていく、という映画だから、好きになりようがないのです。

 好きになれない理由はもう一つあって、「その家には隠し部屋があって、そこに人がいることに誰も気づかない」というプロットは自分が好きな『ヒドゥンフェイス』と被るところがあるからかな。
 まぁそのプロット以外に被るところはないのだけれど、プロットが被れば好きな映画の方を贔屓目に見ちゃいますよね。
 あっちの方がエロもあるし。笑。

 そんなわけで、自分の中の評価はあまり高くないですが、前述の通り、面白くはあったので、興味がある方は観に行って損はないと思います。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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