団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

役所が言い出したコンビニ深夜営業自粛

2008-07-01 13:16:33 | Weblog
 コンビニの深夜営業が問題になっている。言い出しぺっは埼玉県で、他の自治体も乗ってきた。夜型のライフスタイルを変えることによって、温暖化防止になる、というご託宣だが、役所はもっとやることがあるような気がする。
 理由を記すと、、深夜に便所の100ワット的な明るさを撒き散らしている店内の照明とエアコン、冷蔵ケースなどで、二酸化炭素排出による温暖化にブレーキをかけるためだ。
 コンビニ業界は、深夜営業を自粛しても、さほどの効果はない、また防犯上必要、と反対の立場をとっている。
 効果があるないにしろ、深夜営業で役に立っている人もいるし、なにかあったときに、やはりコンビニエンスだろう。
 要は、コンビニ各社やチェーン各店が、深夜営業の原則を破棄して、一律に考えなければいいのではないか。
 深夜に店を開けていても、さほどの来店客がない店もあるだろうし、街道筋で終日混雑しているところもあるだろう。それならば、深夜にひまな店は、それこそセブンイレブンの名の通り、11時に閉めればいい。そうした各店の実態に合わせて、営業時間を設定すればいいだけの話だ。
 規制をかけて、コンビニ全体の深夜営業を廃止する、というのは極論だろう。困る人もいるし、深夜に働いている人にとって、その存在はありがたい。
 どこも24時間営業になってはいるが、競争であまり疑問を感じないまま来てしまった。ただこれからは、エネルギーコストの上昇や物価高になり、安売りのできないコンビニは苦しい競争を強いられるようになる。
 深夜に店を開けていても、儲からなければ無駄になってしまうし、たぶん自粛というより店によっては、そうせざるを得ない状況になっていくのではないか。だから、いま特別に自粛をする必要はないだろう。
 現在、コンビニで元気なのはファミリーマートという。近所のファミリーマートの新店は、店舗ほどの大きさのスペースの駐車場を設置している。
 近所のコンビニに行く程度で、車の利用でもあるまいと思うが、そうした利用頻度の増大が結局は温暖化の元を作ることにつながる。その意味では、コンビニを利用する客の方にも自粛する理由があるだろう。
 もし自粛して、なにかが効果があるとしたら、人々の温暖化対策の必要性の意識を高めることになろうか。まあ、その程度なら自粛も必要あるまい、と思うがいかがだろうか。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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