団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

山本モナ騒動にみる男女の差

2008-07-20 12:58:49 | Weblog
 山本モナという女性を最近まで知らなかった。不倫騒動を起こしてから、ようやく覚えた。その意味で、世間に名を売ったわけだが、こちらの情報不足もひどいものがありそうだ。
 この事件もいろいろな面から見ることができる。不倫の相手は問わないが、どうしてこれほどの激しいバッシングになったのか。
 不倫騒動が二回目ということがある。一回目は世間も大目に見るが、累犯では裁判だって厳しい裁定が下る通り、世間は甘くない。
 もうひとつは、この事件をみる女性と男性の差異だ。男は、山本モナが美人だし、頭もいいが、二回も不倫騒動を起こすということは、一面甘いところもあって、可愛い女ではないか、という評価になる。
 ところが、女性はまったくの反対で、美人で頭がよくて、そしてキャスターとしても丁々発止の才を発揮しているとなると、そこに妬みと反発が生ずる。
 そんな女が、不倫騒動を起こせば、まさにバッシングのチャンスで、こんな女をチヤホヤするから、こうなるのよ、と女性の気持ちを代弁していると思っている女性週刊誌が、読者におもねる形で記事を書いてヒートアップさせる構図だ。
 ただ厳然と不倫の事実はあるので、男女の評価の差は別として、一定期間の謹慎はしょうがないだろうが、実際は、不倫程度である。モナさんひとりが悪いわけではない。相手がいなければできないことだし、それに至る状況も気になるところだ。
 山本モナの場合は、一度の不倫でマスコミから消えるところが、またしゃあしゃあとテレビに出てえらそうなことをいっている、と反発する女性の気持ちがベースにあって、不倫騒動がそれに火をつけたというのが本当のところだろう。
 テレビの怖さという意味では、いわゆる才女という女性の売り出し方に問題がある。男性はそうした女性に単純に憧れるが、女性は憧れと反発の半々といった気持ちが正直なところで、その反発をなくすことができるのは、その女性の甘さを出すことだ。
 共感できるとしたら、いつも生意気なことをいっているわりに、けっこうドジじゃんとか、可愛いところあるのね、という自分と同じレベルを確認できたときだ。
 それが、亭主をとられそうな不倫ではいただけないが、そういうアホさというのが、才女には必要で、かつて美里美寿々といっていた頃に、出奔した女性キャスターがいたが、それが現在の彼女の魅力になっている。計算ずくではなく、どこか危うさがあって人間的なおかしさを感じることができる。
  羊水事件の幸田倖未もまだ以前の活動に戻っていないが、モナさんも復帰する意思があるなら、ちょうどいい勉強の時間がとれそうだ。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村

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