加藤紘一センセイにも頭に来るが、北朝鮮という国家にも、ほんとうに頭に来るものだ。
拉致から核の問題の流れをずっと考えてくると、どうも金正日という人は、本当は商売がうまいのではないか、と思えてくる。
そもそも北朝鮮に核など必要ないのである。中東のようにイスラエルが核を保有し、その脅威にさらされている国ならいざ知らず、敵国のどこに核があるというのか。
韓国、日本ともにアメリカの核の傘にあるが、それは北朝鮮を想定したものではなく、冷戦構造の時代のものだ。現在は北朝鮮が保有する理由はないが、だったらなぜ開発したのか。
まず脅し。にらみを効かせて相手を萎縮させる。やくざの手口である。次に商売。それはシリアなどにそのノウハウを売った、という事実が取り沙汰されており、ビジネスになった。
ただいよいよ勝手放題できなくなった。それでなにを考えたか。時間を稼いで、核を放棄する交換条件をまた商売に利用しようとしている。
核を廃棄する代わりに、山ともいえる重油や食糧支援を得よう、という魂胆だ。日本は拉致問題が棚上げになっているから、そんな企図には乗せられないが、アメリカのヒルさんの顔を見ていると、なんともお人好しですっかり騙しの手口に乗せられている。
情けない話である。金正日のいいようになってきつつある。金正日にお金が入ることで、反対に独裁体制を永続させてしまう。本来なら、民主国家が一致協力して独裁体制を崩すことが、北朝鮮の人々の救いになるのだが、反対のことをやってしまっている。それも金正日の計算なのだろう。
いったいいつになったら核そのものも解決できることやら。まして拉致である。
福田さんになって、拉致の問題はトーンダウンしている。そもそもの本質は他の国家の人間を拉致する犯罪行為にある。それを看過して、なにが民主国家であるのか、というのが国民の本音ではないか。
相手の態度が変わるまで、地道に気長にいろいろな策を打って、少しでも拉致された人々の情報をつかむことだろう。その揺るぎない姿勢を内外にアピールするのが政府の仕事だ。
いずれ金正日の独裁体制も崩れる。そうなった時には中国の共産党独裁支配も終わっていよう。それまで拉致被害者が元気であることを願うことしか、我々にはできない。
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拉致から核の問題の流れをずっと考えてくると、どうも金正日という人は、本当は商売がうまいのではないか、と思えてくる。
そもそも北朝鮮に核など必要ないのである。中東のようにイスラエルが核を保有し、その脅威にさらされている国ならいざ知らず、敵国のどこに核があるというのか。
韓国、日本ともにアメリカの核の傘にあるが、それは北朝鮮を想定したものではなく、冷戦構造の時代のものだ。現在は北朝鮮が保有する理由はないが、だったらなぜ開発したのか。
まず脅し。にらみを効かせて相手を萎縮させる。やくざの手口である。次に商売。それはシリアなどにそのノウハウを売った、という事実が取り沙汰されており、ビジネスになった。
ただいよいよ勝手放題できなくなった。それでなにを考えたか。時間を稼いで、核を放棄する交換条件をまた商売に利用しようとしている。
核を廃棄する代わりに、山ともいえる重油や食糧支援を得よう、という魂胆だ。日本は拉致問題が棚上げになっているから、そんな企図には乗せられないが、アメリカのヒルさんの顔を見ていると、なんともお人好しですっかり騙しの手口に乗せられている。
情けない話である。金正日のいいようになってきつつある。金正日にお金が入ることで、反対に独裁体制を永続させてしまう。本来なら、民主国家が一致協力して独裁体制を崩すことが、北朝鮮の人々の救いになるのだが、反対のことをやってしまっている。それも金正日の計算なのだろう。
いったいいつになったら核そのものも解決できることやら。まして拉致である。
福田さんになって、拉致の問題はトーンダウンしている。そもそもの本質は他の国家の人間を拉致する犯罪行為にある。それを看過して、なにが民主国家であるのか、というのが国民の本音ではないか。
相手の態度が変わるまで、地道に気長にいろいろな策を打って、少しでも拉致された人々の情報をつかむことだろう。その揺るぎない姿勢を内外にアピールするのが政府の仕事だ。
いずれ金正日の独裁体制も崩れる。そうなった時には中国の共産党独裁支配も終わっていよう。それまで拉致被害者が元気であることを願うことしか、我々にはできない。
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