白老の自然情報

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ヨコスト植物観察会  ~ヨコスト湿原・海岸草原・海浜の植物~ 終了

2008-07-20 22:16:21 | ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
              
           ~ヨコスト湿原・海岸草原・海浜の植物~

7月26日(土)終了しました。

国道36号線で分断されたヨコスト湿原の海岸側を観察しました。
天候にも恵まれ16名の方が参加していただき、楽しい観察会となりました。
砂浜・海岸草原・湿原がそう広くない範囲にあり、それぞれの草花が咲き、「ヨコスト原生花園」言っても良いのではないかと改めて感じました。

「養浜」とうい工法で保全されていた砂浜で、最も海水に近い部分に生えるハマハコベを観察する。

少し先にあったものは残念ながら砂と共に流失しました。(2006/06/29撮影)

観察会の最後にキリンソウを観察しました。

参加者の皆さんからもたくさん教わりました。
このエリアでの私の今日の発見
1.このエリアにもハッカ(2004/09/04撮影)があった。(花は8~9月でしょう)
2.ホソバノキリンソウがあったこと。クロアブラガヤを始めて見ました。
3.ハマアカザと思われるものがあったこと(後で確認したいと思います)
4.アオバトを見た。(海浜に塩水を飲みに来たと思われます)
5.牛や馬など放牧するとイネ科の植物を食べてくれること。
6.「養浜」について。

午後からは自由参加で、通称「石像下」と呼ばれるエリアを観察しました。
最大の発見 
このエリアにクマヤナギ(2007/08/19東側の林内で撮影、クロウメモドキ(実11月ウヨロ河畔)があったこと。
気になることは、挺水植物のうちヨシが生育範囲を拡大し、ガマ、マコモ、ミクリなどが少なくなってきていることと、中層湿原~草原にはオオアワダチソウが席巻しそうな勢いであることです。

二つのエリアで見られた植物(主に花が咲いているもの)
ハマツメクサ(浜爪草)
エゾキスゲ(蝦夷黄萓)
オニハマダイコン(鬼浜大根)
コウボウムギ(弘法麦)
コウホネ(河骨)
ヒオウギアヤメ(檜扇文目)
ハマニガナ(浜苦菜)
カセンソウ(歌仙草)
ヌマゼリ(沼芹)・サワゼリ(沢芹)
ムシトリナデシコ(虫取撫子)ハエトリナデシコ(蠅取撫子)
モウセンゴケ(毛氈苔)
エゾノギシギシ(蝦夷羊蹄)
シロヨモギ(白蓬)
ノダイオウ(野大黄)
セリ(芹)
ウンラン(海蘭)
ドクセリ(毒芹)
ウラジロタデ(裏白蓼)
クサレダマ(草連玉)
ハマエンドウ(浜豌豆)
エゾオオバコ(蝦夷大葉子)
ハマヒルガオ(浜昼顔)
オオダイコンソウ(大大根草)
センダイハギ(先代萩)の実
ハマナス(浜梨)
ハマハコベ(浜繁縷)
ホソバノヨツバムグラ(細葉の四つ葉葎)
エゾカワラナデシコ (蝦夷河原撫子)
ヒロハノカワラサイコ(広葉の河原柴胡)
アカネムグラ(茜葎)
ガガイモ(がが芋)
キリンソウ(麒麟草、黄輪草)
コキツネノボタン (小狐の牡丹)
ナミキソウ(浪来草)
ハマニンニク(浜大蒜) テンキ草
イヌゴマ(犬胡麻)
エゾイヌゴマ(蝦夷犬胡麻)
コウゾリナ(顔剃菜)
ノコギリソウ(鋸草)
ヒライ(ネジレイ)
エゾミソハギ(蝦夷禊萩)
オミナエシ(女郎花)
マコモ(真菰)
エゾノヨロイグサ(蝦夷鎧草)
エゾフウロ(蝦夷風露) 
カワラマツバの仲間(黄色)
カワラマツバの仲間(白)
ノハナショウブ(野花菖蒲) 
オトギリソウ(弟切草)
ホザキシモツケ(穂咲き下野)
クロウメモドキ
ヒメジョオン(姫女苑)
ヒルガオ(昼顔)
タチギボウシ(立擬宝珠)
ノリウツギ(糊空木)サビタ 
ホタルサイコ (蛍柴胡)
ガマ(蒲)
イ(藺)イグサ
ヒロハクサフジ(広葉草藤)
フトイ(太藺)
メマツヨイグサ(雌待宵草)
サワヒヨドリ(澤鵯)
シロネ(白根) 
ツリガネニンジン(釣鐘人参) 


参加者の皆さんありがとうございました。

来年は6月末頃に観察会が出来ればと思っています。

めむの会公式ホームページはこちら

ヨコスト湿原は、ホロホロ湿原・ポロト湿原とともに、北海道湿原保全マスタープランにおいて保全を図るべき湿原としてリストアップされています。

湿原とは? ヨコスト湿原は、中・低層湿原とされています。


ヨコスト海岸は浸食を防止するための「養浜」という工法で海岸保全工事が行なわれており、
ここ数年侵食が止まっかに思えましたが、今年見るとやや侵食が進んだように見えます。

砂浜の侵食のメカニズムに興味がある方はこちらが参考になります。

【日時】 7月26日(土)9時00分~12時00分 (荒天中止)
【集合場所】 ポロトの森インフォメーションセンター駐車場集合
【対象】 一般
「定員」 20名
【持ち物】 帽子、雨具、飲物、筆記用具
【参加費】 大人500円 小中生250円
「申込期限」7月25日(金)午後4時まで 
【申込方法】 電話 7月25日(金)16時までに「氏名」「住所」「TEL」
【申込・問い合わせ先】ポロトの森ネイチャーガイドめむの会
           担当:有田090-8938-1511 
【主催】 ポロトの森ネイチャーガイドめむの会


         ヨコストのエゾフウロ(蝦夷風露) フウロソウ科

         

           ウンラン(海蘭) ゴマノハグサ科



           カワラマツバ(河原松葉)の仲間  アカネ科


           

エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子) ナデシコ科




~夏のエコキャンプ2008参加者募集~ 終了

2008-07-20 22:16:01 | ウヨロ環境トラスト
          ~夏のエコキャンプ2008参加者募集~

ウヨロ川周辺の自然に触れる青少年の自然体験活動として、3日間のキャンプを実施します。


 対 象: 小学生~中学生
 月 日: 8月1日(金)~3日(日) ※雨天実施
 会 場: 白老町石山 トラストの森、ウヨロ川周辺
 内 容: 川遊び、森の探険、野外炊飯、たき火、森の手入れ体験 など
 指導者: 自然ウォッチングセンター島田明英代表ほか
 宿 泊:テント泊(トラシトの森キャンプ場)
 集 合:8月1日(金)9:30JR白老駅または9:45トラストの森
 解 散:8月3日(日)15:30または15:45白老駅前
 送 迎:JR白老駅前バス乗車(札幌からも送迎できます。8月1日7:30出発)
 持ち物:雨具、軍手、寝袋、食器、水筒、着替え、長靴など
 詳 細:詳しい実施要領と申込書を送りますので、電話等で申込み下さい。
 参加費: 5,000円(食事7食、保険料含む)
 定 員: 25名(先着)
 締め切り: 7月25日(金)まで
 【キャンプに関するお問合せ】トラスト事務局 TEL0144-85-2852
 主 催: NPO法人ウヨロ環境トラスト E-mail:trust@shiraoi.org
後 援:白老町教育委員会 
 協 力:自然ウォッチングセンター

 ○子どもゆめ基金(独立法人国立青少年教育振興機構)助成活動○

 印刷用チラシ
   
  ※参考:北の里山事典